いきいきサロン木曜会の介護予防教室

投稿日:2021年10月15日

10月14日午後、いきいきサロン木曜会と海吉ダイヤモンドクラブの共催による介護予防教室が出村公会堂で開催され、町内の民生児童委員3名を含む25名の会員が聴講しました。

今回の命題は「フレイル健康チェック~食事からフレイルを予防しよう」というもので、講師には岡山市ふれあい介護予防センターから高山かおり(管理栄養士)さんと池田みどり(作業療法士)さん、それに山岸易代(あっぱれ!もも太郎体操サポーター)さんをお迎えしての勉強会です。

講座開始前に富山公民館の中山(地域担当職員)さんから「令和3年版「シニアらいふ情報」(B4判~両面印刷)と「災害時に逃げ遅れてしまうこころの働き」(A4判~6ページ、漫画解説版)について紹介があり、次いで詐欺被害防止について○か×かでの10の設問と解説があり有意義なお話でした。

前座で講演する富山公民館の中山さん

講座に先立って全員に「岡山市フレイルチェックシート」が配られ、各人がみずからの生活・運動・栄養などの状態をチェックする間に、順次全員が握力測定をしました。

講座は、まず池田さんから「フレイルとは」から始まり、チェックシートの意義・目的・記入要領の説明がありました。

“フレイル”等について講演する池田講師

ちなみに、フレイル(Frailty)とは「もろさ、虚弱」の意で、人でいうと健常者と要介護者の中間的位置にいる人だそうで、注意して生活(努力)すれば健常な生活者に戻れるが、そうでないとやがて要介護者になってしまう状態をいうそうです。

続いて高山さんからは「食事からフレイルを予防しよう」をメインテーマに講演があり、なかでもタンパク質の重要性をフレイルチェックシートとの採点結果とも関連付けながら、結論的には要旨次のようなお話でした。

「フレイル予防と栄養」を解説する高山講師
  1. 1日3回食事をとる。
  2. 毎食(1食20g程度の)タンパク質を含む食事をとる。
  3. 様々な食品をとる。(バランスUP)

現実には、「なかなかそうもいかないよ」との陰の声もあるようですが、筋肉減少~筋力低下~転倒~骨折~寝た切り・・・という“負の低栄養スパイラル”に陥らないよう、わがこととして真剣に心すべきことだと痛感させられました。

そうこうするうちに採点された各人のフレイルチェックシートが本人に返され、最後に再び池田さんが立って評価と説明があり、有意義な講座はお開きとなりました。

文:小野田、写真:丸山・小野田)

カテゴリー:ニューストピックス

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