スタートした防災懇談会

投稿日:2021年7月23日

近年、毎年のように大きな気象災害が起こっています。また、南海トラフ大地震も「いつ起こっても不思議ではない」と言われる歴史の巡り合わせの運命共同体に私たちは生きています。

海吉出村町内会の令和3年度の目玉事業である「防災懇談会」がスタートしました。

年度当初からの開催が計画されていたのですがコロナ禍で見合わせており、緊急事態宣言期間明けの6月27日(日)からのスタートとなったわけです。

防災懇談会の様子(7月11日)

◇ この懇談会の目的は、防災・減災の知識を学ぶということが主体ではなく、

非常災害時における「自助」と「共助」のあり方について、10数世帯規模の近隣世帯の代表者が一堂に会して意見や情報を交換し、懇親と絆を深め、自他共に「命を守る方策」を模索して、災害による犠牲者の絶無を期する。

ことを目的としています。 すなわち、従来の「防災講座」ではありません。

◇ 懇談会の開催単位(班編成)は、平素の隣組活動に基づき「班」別、又は「回覧ルート」別等で編成し、1つの班が10~20世帯(基準)になるように編成します。

 「遠くの親戚より、近くの他人」「向こう三軒両隣り(プラスα)」の考え方

◇ 出席者は次のとおりです。

  • 班内の各世帯 : 努めて1名
  • 町内会当局  : 町内会長、副会長、総務部長、防火防災部長、防災士有資格者、担当民生委員、敬老部長、福利厚生部長のうち複数名が出

各世帯からの出席率が50%を下回るようでは懇談会の意義は大きく損なわれ、また、当日出席の町内会当局(主催者)の人数より少ないようでは開催する意味がありません。どうかご近所同士が声をかけ合って、1人でも多く出席しましょう!

◇ 開催日及び時間

原則毎週日曜日の午前10:00から11:30の間です。示された班別の開催日に出席すればよく、毎回出席する必要はありません。今後順調に行けば、令和4年度前半には第1回目の防災懇談会がひとわたり終わる予定です。

◇ 開催場所

海吉出村公会堂、海吉サニー集会所です。どちらの会場かは、別途お知らせしたとおりです。

◇ 主要議題等

  • 主催者側出席者代表挨拶
  • 司会・進行役の紹介
  • 出席者自己紹介
  • 上級機関及び町内会からの情報・指示等の伝達
  • 班内の災害弱者(要援護者)の確認及び福祉委員・援護委員の指定状況並びに補完
  • 防災班長及び副班長の選任
  • 災害情報伝達系統の構築
  • 洪水時における平屋居住者の近隣・知己への垂直避難先の調整
  • マイタイムライン(個別避難計画)の紹介
  • アンケートの記入~提出
  • 班 長 : 各班ごとに1名。比較的在宅機会の多い健常者をもって充てる。情報の受領~班内伝達が主要任務
  • 副班長 : 各班ごとに1名。比較的在宅機会の多い健常者をもって充てる。班長補佐が主要任務

なお、班長は懇談会終了後10日以内に実施成果報告書(書式:別示)を会長(防災相談役気付)に提出していただきます。

◇ 防災懇談会での飲食・茶菓等

  • 時節がら食物は使用しないものとします。必要な飲みものは、各自でお持ちください。
  • 出席者には、非常用飲用水(ペットボトル)1本及び非常用糧食1個をお持ち帰りいただきます。

◇ その他

この「防災懇談会」は、学区でも(おそらく全市的にも)初めての取り組みです。すでに富山学区の防災担当者が視察に訪れており、学区電子町内会からの取材申込みもあります。なによりも、この懇談会の主旨・目的(知識も然りながら絆を深めること)をよく理解し、非常災害時に「ご近所は、みんなで助かる第一歩」の気持ちを繋ぎたいものです。

(文・写真:小野田)

カテゴリー:ニューストピックス

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