海吉ダイヤモンドクラブの「わらび餅つくって食べて楽しもう会」

投稿日:2015年7月4日

海吉ダイヤモンドクラブ(中村清司会長)では、7月4日午後出村公会堂に36人の有志会員が集い、「わらび餅つくって食べて楽しもう会」を行いました。

元々は年間の事業計画になかった飛び入りの行事ですが、5月に開催した「おいしいコーヒーの煎れ方」講座の好評をうけて、涼感を呼ぶ夏の和菓子“わらび餅”の話がにわかにもちあがり、会員の白岩篤子さんのレパートリーの一つということもあって、あれよあれよという間に実現したものです。

まずはパティシエをサポートする助手の促成栽培(?)ということで、本番1週間前に密かに公会堂で実演講習会を開催し、7,8名の者が極意の伝授をうけ、ノウハウが分かったような気になって今日の本番を迎えました。

会場にはテーブルで6つの島がつくられ、それぞれの島には町内会のカセットコンロや持ち寄った鍋、柄長しゃもじ、バットなどが配置され、男女会員が3人ずつ着席して待つほどにやがて定刻の1時半、中村会長のあいさつの後、マイクは白岩先生に渡されました。

今日は6つの鍋が用意されましたが、それぞれにはわらび餅の粉=サツマイモデンプンが入れられて、それを黒砂糖入りが2つ、普通の砂糖入りが2つ、そして抹茶入りが2つに分けて、都合6つの鍋で3種類のわらび餅を作ろうという作戦です。

食材と水の入った鍋は各島に運ばれ、よく混ぜて溶かし、いよいよ加熱しながらの撹拌作業です。チームメイトが鍋の取っ手を押さえ、みずからも手を添えながら、或いは両手で柄長しゃもじを握って一心に、ひたすら撹拌を続けます。

わらび餅の原料を加熱しながらひたすら混ぜる。

やがて材料はペースト状になり、大きな気泡が湧き出てきて、さながら噴火する溶岩の様相を呈します。

「まだまだ、弱火でしっかり熱しながら撹拌して水分を飛ばすのがコツ」と先生の声が飛びますが、混ぜ人の息が上がるころようやく「それではバットに移して冷ましましょう」と天の声。

保冷材でバットの上下を挟むようにして“作品”が冷めるのを待つ間の20分ばかりを、小野田会員の「特殊詐欺の事例」2題の話に引き続き、富山公民館ビデオクラブのDVD作品「吉備津岡辛木神社の新年」を観賞して過ごしました。

頃はよし、いよいよ作品の仕上げです。バットの中でタワタワする製品を包丁で切り、きな粉をまぶしたまな板の上で2センチ角ぐらいの大きさに切り分けると、おやおや何ということでしょう!、わらび餅ができ上がったではありませんか。

冷えて固まった食材を細長く切ってまな板へ

 

2センチ角に切ってきな粉をまぶし・・・

 

アジサイの葉の上に盛り付けるとハイできあがり!

3種類のわらび餅をアジサイの葉を敷いた銘々皿に盛り付け、各テーブルに配列が終わるころには、「NHKの番組で知った」という会員婦人連お手前の冷茶(煎茶葉を水道水の冷水で煎れたという、色合い、味、香り共に極上の逸品)が振る舞われ、「純喫茶“みよし”の開店です」との中村会長の紹介が終わるや場内にムードミュージックが流れ、“お客さん”たちは自作のわらび餅に砂糖入りのきな粉や黒蜜をかけて口に運び、おいしいお茶をいただきながらみんなで歓談の輪をひろげました。

企画スタッフのみなさんには、買い出しから諸準備までたいへんだったでしょうが、足りない用具はみんなで持ち寄り、自分たちの手で作ったものをおいしく食べて楽しんだこのにわかイベントは、参加者に間違いなく大成功裏~有意義な時間を与えてくれました。

(文・写真:小野田)

カテゴリー:ニューストピックス

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