ジャンボタニシの卵
投稿日:2007年7月19日
町内会の一番東の端、百間川堤防のすぐ西(海吉橋の南の南海技研工業㈱があったところ)ではコンビニ開店のための工事が行われている。
そこから西に目を転ずるとどうだ!! 宅地の擁壁に、鮮やかなショッキングピンクの点々が幾百となく散りばめられている。
これは、ご存知の通称ジャンボタニシ(学名はスクミリンゴガイ)の卵で、夜に水面から出て水中に没しない高いところに産み付けられる。
もともとは1971年に、食用としてアルゼンチンから輸入され、1981年には日本各地で養殖事業が始められ、1985年(昭和60年)には35都道府県で495業者に及んだという。
ところが、このジャンボタニシによる水稲やイ草の被害が報告されるようになり、1983年には農林水産省が有害動物に指定、1987年には養殖業者は完全に廃業した。
とはいいながら、強い環境適応力と繁殖力をもっており(年に1匹の雌が2000~8000個の卵を産むという)、こいつをやっつける農薬は当然環境には優しくないだろうし、天敵でも出現しないかぎり、毎年水田の付近ではこんな情景が続くことだろう。
(一部、九州沖縄農業研究センター 水田作研究部 機械化研究室 のホームページから引用させていただきました)
(写真・文:小野田)
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