なぜ、屋根がないの?

投稿日:2004年3月23日

これは海吉バス停の南、用水上に設けられた自転車置き場です。

自転車が狭い道路上に乱雑に駐められて歩行者の邪魔になったり、用水に投げ込まれたり・・・という状況を解消するため、平成11年に岡山市(当時の交通安全対策課)によって新設されました。

ステンレスのステージ、用水清掃用の3箇所の作業口、隣接する住宅への不法侵入防止のための”忍び返し”、2箇所に夜間照明・・・といった具合にほとんどの要望意見は容れられましたが、屋根だけはどうしてもつけてもらえませんでした。

その理由は、「建築基準法」という法律に定めがあって、平ったくいうと「面前に4メートル(以上)の道路がなければ、建築物(屋根をつけると”建築物”になる)を建ててはならない」のだそうです。

そういえば、富山小学校の裏にある駐輪場には屋根があり、なるほどその面前の道路幅を測ってみたところ、ちゃんと4メートルありました。

(写真、文:小野田)

カテゴリー:出村スポット

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