室山 満願寺 慈眼院 昔ばなし 慈眼院の仁王様
投稿日:2025年6月17日
昔々、お寺が困窮で立派な仁王門と仁王様を売らざるを得なくなり、あるお寺に引き取られていきました。
数日後、買われたお寺の住職の夢まくらに仁王様が立たれ、「室山に帰りたい・・・帰りたい・・・」と直談判されたそうです。
住職は「これはいけないと急いで仁王様だけでも」と、慈眼院にお返しすることにしました。
仁王門は引き取られたお寺に残し、二体の仁王様は村人たちに運ばれ帰って来られ、慈眼院本堂の濡れ縁を使って無事に安置されました。
※濡れ縁:雨戸の外側に設置されている縁側のこと


現在の仁王様は、きれいに修繕され立派な仁王門に安置されています。


長井住職さまに、ご協力いただきました。
古都学区連合町内会


