発掘調査現地説明会
平成26年1月25日 土曜日
史跡岡山城跡本丸下の段
岡山市教育委員会は史跡岡山城跡の保存整備事業を行っています。その中のひとつとして本丸下の段(テニスコート跡地)の発掘調査があります。調査はほぼ終了したことから以降や遺物を公開しました。
今回は,本丸内の建物配置を描いた「御城内御絵図」(元禄13年・1700年)に見られる「鑓櫓」(やりやぐら)「旗櫓」(はたやぐら),「門」(共腰掛の北側)の残存状況を確かめるのが目的となります。
参加者は約100名,午後1時30分から1時間行われました。「門」の跡には雨しずくを受取る溝と路面に砂利が敷き詰められていた様子,「鑓櫓」の跡には石垣や石段跡,「旗櫓」の跡には石垣やわずかな礎石跡や石段跡が確認されていました。出土品は江戸時代の器片や瓦片,明治大正期の定規やボタンなど。引き続き岡山城跡の保存整備事業は進みます。