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ニューストピックス(2017年8月5日)

百間川河川敷で昆虫採集

8月5日(土)、夏休み体験講座で「百間川河川敷で昆虫採集」を富山の自然を楽しむ会(實村 貢代表)と富山公民館共催で実施しました。

参加者は、9時30分に富山中学校体育館入口前に集合。今回は、小学1年生から6年生の8名(男6、女2)と保護者8名です。

まず、富山の自然を楽しむ会の石井さんから挨拶がありました。「今日は、昆虫を捕る体験をして捕った昆虫の名前を知り覚えること。そして8月19日の標本づくりに向けて楽しんでください」と。

次に指導を頂く近藤隆夫先生(県自然保護推進委員)、富山中学2年生男子ボランティアの松下君、スタッフ(6名)、公民館田中主任の紹介がありました。

近藤先生から昆虫採集網の使い方の説明・注意点を聞いたのち、中川橋近くの百間川河川敷に移動して、實村代表から「採集移動範囲や川に落ちないこと及び熱中症対策など安全面と、スタッフに連絡せず勝手に帰らないこと」など注意を受けて、それぞれ昆虫採集を行いました。

河川敷に移動した参加者

≪昆虫採集網の使い方の注意点≫

  • 昆虫を捕らえたらすぐに、網の中に手を入れないこと。蜂など害虫がいるかもしれないので、網の中ほどをつまみ上げて中を確認してからにする。
  • トンボは、後方(しっぽ)からねらう(捕る)。
  • 網の柄で、側にいる人を突くことがないように。

網の使い方(1) 網の中に手をすぐに入れない網の使い方(2) 網の柄が側の人に当たらないように

昆虫採集(1)昆虫採集(2)

昆虫採集(3)昆虫採集(4) 何が捕れたかな?休憩中の参加者

10時50分頃、中川橋の日陰で小休止し、参加者の皆さんは近藤先生から捕った昆虫の名前や見分け方などについて説明を聞きました。

今回たくさん捕った小学生は5年男子で、6匹捕りました。

近藤先生の説明(1) 昆虫の名前は?近藤先生の説明(2) トンボの違い

昆虫の名前はホワイトボードに、富山中学生2年ボランティア松下君に記入してもらいました。

ホワイトボードに記入する松本君

今回採集した昆虫
バッタ類ヒナバッタ・ショウリョウバッタ・クルマバッタモドキ
トンボ類クロイトトンボ・セスジイトトンボ・ウスバキトンボ
ギンヤンマ・シオカラトンボ・コフキトンボ・ウチワヤンマ
チョウ類ヤマトシジミ
セミ類アブラゼミ・クマゼミ
その他コウロギ・イナゴモドキ・ツユムシの仲間

近藤先生から、「今日は採取できなかったが、百間川河川敷でオーヤマトンボ・オオシロカラトンボ・タイワンウチワヤンマが飛んでいた。この地の環境が良い証と言える」とのこと。

同先生から、昆虫の名前調べと特徴の見方など教えて頂いた後、實村代表から、「今月19日に公民館で標本づくりをします。自宅の近くで昆虫を見つけ標本にしましょう。標本を収める深さ5cm位の紙箱は準備してくるように」との連絡の後、一行は中学校体育館前に戻り11時45分に解散しました。

次の昆虫標本づくりで、楽しい夏休みの思い出ができることでしょう。

標本は夏休みの学習成果として、また、10月28〜29日開催の「富山文化まつり」に富山の自然を楽しむ会のコーナで展示します。

(文・写真:吉田)

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