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ニューストピックス(2017年7月30日)
福泊川東町内会「町内の助け合いを考える会」開催
7月30日(日)午前、福泊川東町内会の「町内の助け合いを考える会」が町内集会所にて23人の住民が参加して開催されました。福泊川東町内会では「避難行動要支援者に配慮した災害対策・いざという時の助け合い」のテーマで29年度岡山市区づくり推進事業の認定を受けており、この催しはその一環で開催されたものです。
馬場久雄町内会長のあいさつの後、お隣りの福泊町内会の平井君子さん、岡田始代さんより高齢者見守り活動事例が紹介されました。福泊では、日常の見守りが必要と思われる方約100人をそれぞれ近所に住んでいる28人の福祉委員がそっと見守っていること、パトロール隊・見守り隊・福祉委員・援護委員の情報交換会を継続開催していることなどにより、様々な効果が出てきているとの印象深い話がありました。また、安心カプセルは福泊独自のものを作り配布しているそうです。(写真参照)
見守り活動事例を紹介する平井さん(右)岡田さん(左) |
福泊町内会独自の安心カプセル 冷蔵庫の表ドアにマグネットでつけるようになっている |
続いて、岡山市社会福祉協議会中区事務所・堀田里佳さんの指導で、助け合い体験ゲームに参加者全員で取り組みました。
ゲームを通して、日常生活で「してほしいこと」「してあげられること」(例えばスーパーへの買い物代行)をお互いが知り、助け合うことができればいざというときにも役に立つというゲームで、支え合いの第一歩です。
最後に、富山公民館地域担当職員・中山由美さんより、富山学区の動向が報告されました。2か月に1回開催の小地域ケア会議で、「学区全体の安全安心をいかに進めるか具体的対策の検討が進んでいる」「そのためのアンケートを住民の方々にお願いしている」「その結果も踏まえて、地域福祉の具体策が決定されることとなる」との話がありました。
福泊川東町内会では、自主防災会副会長の太田俊二さんが中心となって災害対策の課題解決に取り組んでおり、今後も住民参加の会合やイベントを開催し「災害時などいざという時有効に機能する街」を目指しています。
(文・写真:行枝)
倉安川の生きもの調べと水質検査
7月30日(日)、夏休み体験講座で「倉安川の生きもの調べと水質検査」を富山の自然を楽しむ会(實村 貢代表)と富山公民館共催で実施しました。
9時30分の集合時間には、参加者たちは魚取り網とバケツを持って富山公民館に集まりました。
参加者は小学生児童13名(男9名、女4名)と保護者6名、富山中学校生徒ボランティア13名(男10名、女3名)と江口校長先生、スタッフ8名、公民館田中主任の総勢42名です。
水質検査
水質検査は定期的に行っているもので、中学生ボランティア女子2名の協力を得て実施しました。
検査項目 | 富山公民館北 | 倉益用水合流点 |
---|---|---|
COD(mg/L) | 7.5 (6.5) | 7.0 (6.0) |
硝酸(mg/L) | 5.0 (1.5) | 1.0 (1.0) |
リン酸(mg/L) | 0.005(0.6) | 0.01 (0.2) |
Ph | 7.5 (7.0) | 8.0 (7.0) |
( )内は昨年7月31日検査時の測定値
生きもの調べ
生きもの調べの初めに、富山の自然を楽しむ会の青江さんから夏休みの楽しい思い出の一ページにしてほしいとの挨拶と、講師の枝光 宏先生(岡山淡水魚研究会)や中学生ボランティア及びスタッフの紹介があり、實村代表からは川に入るときの注意事項と指示がありました。
今回の調査場所は公民館北の倉安川内(水深:0〜30cm)で、公民館の北から西へ富山幼稚園付近にある石段までで生きものを採取しました。
11時頃公民館に持ち帰り、採れた生きものの名前が分る児童は各自発表し、分からないものは枝光先生に説明をしていただきました。
魚類 | メダカ フナ ギンブナ ヨシノボリ ワカタ スジシマドジョウ |
貝類 | タニシ ワシジミ イシガイ トンガリササノハ |
エビ類 | ミナミヌマエビ スジエビ アメリカザニガニ |
その他 | ハイイロゲンゴロウ ヤゴ アメンボウ |
終わりに實村代表からマイクロプラスチックの説明があり、アンケートに記入してもらって、11時45分に解散しました。
(アンケートの一部紹介)
- 私が知らなかった魚の名がわかってよかった。(小4女)
- 倉安川にいろいろの種類の生きものがいることがわかった。(小5男)
- 初めて見た魚もじっくり見ることができ、とても良い体験ができた。(中1女)
- プラスチックゴミを捨てるとマイクロプラスチックになり、海の生きものや人に悪影響をおよぼすことを知った。これからゴミをひろったりして、きれいにしたい。(中3男)
(文・写真:吉田)