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ニューストピックス(2016年10月19日)
地域安全マップの授業支援
10月19日午前、富山学区防犯協議会は富山小学校の3年児童133名に対し、児童の保護者と協働して今年も小学校が実施する地域安全マップの授業支援をしました。
支援に参加したのは、地域からは(岡山県が行ってきた)「地域安全マップ指導者養成講座」の履修者17名と、3年生の保護者20名(男性1名を含む)です。
暑いぐらいの好天に恵まれ、校庭で編成完結〜出発式を終えた15個班に分かれた児童たちは、各班を担当する16名の指導員、14名の副指導員、それに6名の安全係に連れられて9時までにはフィールドワークのために、担当のフィールドを目指して校門を出発して行きました。
3年担当の教員4名と、防犯協議会会長・副会長及び教育実習生の2名は全般指導です。
子どもたちは、先生から示されためあて(着眼・目標)「犯罪にあわない力を身につけよう」を合言葉に、それぞれのフィールドで「入りやすくて、見えにくい場所」や、きれいに手入れされていて「犯罪者が嫌いな場所」、逆に地域の人が無関心で管理されていない=「犯罪者が近づきにやすい場所」を見て回り、途中住民をみかけるとインタビューすなどして、メモをとったり、写真を撮ったりして10時30分までには学校へ帰ってきました。
フィールドワークの次はマップ作りです。子どもたちは体育館で班ごと15箇所に分かれ、大きな白(住宅)地図にフィールドワークで見聞した成果を、写真を使い、色紙を切り、付箋紙を貼るなどして展開して行きました。
12時ごろまでには、各班とも趣向を凝らした“世界に一つしかない地域安全マップ”ができあがり、館内で4箇所に分かれて発表会が行われ、児童たちは全員が順番に自分たちが危険と思った場所、安全と感じた場所とその理由を指し棒を使って発表し、仲間たちから拍手を浴びていました。
12時30分ごろには「終わりの会」が行われ、先生を代表して橋田学年主任が「きょう学んだことを、これからの生活に活かしてほしい」と話し、支援者を代表して浜辺防犯協会長は「これからも事件や事故に遭わないように気をつけて、元気で、やさしく、素直な子に成長してください」と締めくくりました。
ともあれ、全員無事に今年度の地域安全マップの授業を終えることができ、学校・地域・家庭(保護者)が協働した仲秋の行事は、みごとな結実のうちにフィナーレを迎えました。
(文・写真:小野田)
小学校の“地域の方と給食を囲む会”
10月19日、富山小学校では恒例の「地域の方と給食を囲む会」が開かれ、地域の代表としてボランティア先生10名と防犯協の立場では当日午前に地域安全マップ作りの授業支援でその指導員として参加した学区内の防犯協をはじめ各種団体の主要役員10名及び見守り隊・青パト隊の選抜17名の計37名がこの会に招かれて出席しました。
参加者たちが控え室で待つほどに各学年の各クラスの代表児童が迎えに来てくれ、参加者たちは児童にエスコートされて教室に到着し、担任の先生や児童といっしょに昼食を囲みました。
参加者は、児童らにとってはおじいちゃん・おばあちゃん年代の方々でしたが、教室では昔話など和やかに歓談が進み、やがて参加者たちは児童に見送られ、満足の面もちで家路へとつきました。
ある参加者は、「この会は、地域と学校の交流の場として意義深い」「孫のような子どもたちと給食を囲むことができてとても楽しかった」と話してくれました。
(文:小野田、写真:薄)