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ニューストピックス(2016年10月1日)

出村町内会「だんじり巡行」

吉備津岡辛木神社は、吉備津彦命の弟「若武彦命」を祭神としており、歴史は古く平安時代前期に創建されたといわれている古社で、海吉・福泊(一部)の氏神様です。

秋の祭礼は、かつては10月4日が氏参り、5,6日がだんじりと決まっていましたが、学童との関連で「だんじり」は10月の第1土・日曜日に実施するようになり、今年は10月1日(土)2日(日)がだんじり巡行で、「氏参り」は9月30日に行われています。

吉備津岡辛木神社の氏子の各町内会はこの二日に、各町内の子ども達を中心に「町内安全と五穀豊穣」を祈願して“だんじり”を曳いていますが、出村町内会は平成23年から(役員の労務省力の趣旨から)一日だけになっています。

今回は、出村町内会“だんじり巡行”を取材しました。

事前の準備(1)事前の準備(2)

事前の準備(3)事前の準備(4)事前の準備(5)

10月1日(土)午後6時30分出村公会堂に集まった町内会・子ども会役員と子ども達95人、保護者など総勢150人は亀池町内会長のあいさつを合図に一斉に町内巡行に繰り出しました。一行は、町内会長を先頭に「前衛(手提げちょうちん)」〜「笹ちょうちん」〜「お神輿」〜「笹提灯」〜「中衛(手提げ提灯)」〜「だんじり」〜「後衛(手提げ提灯)」の順に進んで、だんじりの「備前太鼓唄」に合わせた太鼓の音が町中に響き渡りました。各家の前を通るとお家の方が温かく出迎えて下さり、昔ながらの情景のなかを、にぎやかに進んでいきました。

だんじり巡行(1)だんじり巡行(2)

ボランティアの大人たちは、子ども達が事故に会わないようにメガホンや誘導灯を振って汗だくで誘導していました。

だんじり巡行(3)だんじり巡行(4)

一行はまず東に進んで、オムロンの通りを南下し、サニー団地を一路西へ、公会堂に向けて進み、公会堂前を過ぎると、町内の西地区まで進んで折り返して、公会堂へとゴールを目指します。

約1時間の行程でしたが、この日は心配していた雨は降らなかったものの湿度が高く、大人や子どもたちは汗びっしょり、クタクタになりやっとの思いで出発点の公会堂に帰ってきました。子どもたちは急に元気を取り戻し、お楽しみのお菓子をいただいて大喜びで帰路につきました。

少子高齢化を迎え、わが町内でも高齢者増加や子供の減少が深刻な問題になっていますが、目の前の子ども達の笑顔とにぎやかなしゃべり声を聞くと出村の将来もまんざらではないと期待するものでした。

(文・写真:湯浅)

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