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ニューストピックス(2016年2月21日)
第19回操山再発見ウォーク
操山の早春を楽しみながら「操山再発見ウォーク」
〜富山コミュニティハウスから曹源寺、金蔵山古墳、ゴロゴロ大師〜
2月21日(日)澄みきった青空の下、富山学区コミュニティ協議会主催の「第19回 操山再発見ウォーク」が行われました。
参加者は5歳の子どもから80歳代の高齢者までとボランティアの女子中学生7名の総勢56名がコミュニティハウス駐車場に集合しました。学区外「中区江崎、倉益、高島など」からも4名の参加がありました。また、Oniビジョンのスタッフも同行取材をしました。
最初に湯浅富山学区コミュニティ協議会会長が挨拶、全員でラジオ体操をして体をほぐしたあと、スタッフの實村さんから出発前のコース説明、福森さんから諸注意があり、その後、ウォークはコミュニティ協議会の皆さんの指導で行われ、ボランティアとして参加した中学生(7名)が先導や案内役をしました。
8時45分、第1班(福森班長)28名が出発、続いて第2班(實村班長)26名の順にコミュニティハウス駐車場を出発し目的地に向かいました。
参加者は、早春とはいえまだ冷たい風を頬に感じながら木立の中を金蔵山古墳へと向いました。
途中、お瀧山花広場で案内役の實村さんから「地元の町内会が管理しており、春には見事なさくらが咲く広場でさくらの名所になっています」と説明がありました。
しばらく西に進んだ曹源寺総門前で「この木が栴檀の木です。富山地区に唯一残っている木で珍しく貴重なものになりました」などと話しました。
住宅地を抜け山道を少し進んだ六地蔵では「六地蔵を祀った云われ」について説明がありました。
さらに坂道を東に進み金蔵山古墳に到着しました。ここでは、實村さんが発掘調査の模様について写真を示しながら説明しました。
続いて埋蔵文化財センターの安川さんから
「県内で4番目の規模を誇る古墳が金蔵山古墳です。古墳は4世紀後半に造られたものです。この場所は、南に海が開け北には田などの耕作地があった所を選んで古墳を造っています。発掘調査をすることで色々と謎が解明できると思います。現在、この前方後円墳の発掘調査を行っており、3月5日(土)現地で説明会を行います。関心を持っておられる方は参加して下さい」
などと話がありました。
その後、竹林で囲まれた山道を少し下ると視界が開けゴロゴロ大師に到着しました。實村さんから、ゴロゴロ大師の云われについて簡単な説明がありました。参加者は、それぞれ参拝を済ませ大師堂をあとにしました。
山間にはツバキや梅の花が咲いており、操山の早春を楽しみながら木立の中をコミュニティハウスへ再び向いました。
昼前コミュニティハウスへ帰りました。美味の会(5名)の皆さんが、作ってくれたむすびと豚汁(豚肉のほか、大根、人参、ゴボウ、エノキ、こんにゃくなどの具沢山)が参加者に振る舞われました。
コミュニティハウス駐車場にはテーブル席が設けられており思い思いの場所に座って温かい豚汁に舌鼓を打ちながら、しばし至福のひと時を過ごしました。豚汁のお代わりを2杯、3杯する光景が見られ、多めに用意していた豚汁はすぐに無くなりました。
中学生ボランティアがトレーでむすびや豚汁を運ぶ姿があちらこちらで見られました。中学生ボランティアそして美味の会の皆さん、豚汁とても美味しく頂きました。ご苦労さまでした。
学区外の参加者に感想を聞くと、「操山の素晴らしさを知りました」と笑顔で答えてくれました。
また、初めて参加した人からは「操山の素晴らしさを知りました。今日は昨日までの天気と違い晴れ上がり気持ちの良い天気で良かったです。豚汁も美味しくいただきました。次回も参加したいと思います」などの声が聞かれました。
参加者たちは、肌寒さを感じながらも楽しかったウォークの思い出を胸にそれぞれ家路に着きました。
(文・写真:長畑)