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ニューストピックス(2014年1月24日)
第6回「健康づくり教室
日々の健康づくりや介護予防に役立ててほしいと、昨年5月から始まった「健康づくり教室」が1月24日、富山公民館で開かれました。
富山学区健康市民おかやま21推進会、岡山市ふれあい介護予防センター、富山公民館など5団体の共催事業。
きょうは、1回目からの常連組を中心に約30人が参加しました。
はじめに主催団体を代表して「富山学区健康市民おかやま21推進会」の岡本修行会長が「健康寿命を延ばす努力を日々続けていきましょう」と挨拶。
続いて岡山市中区地域包括支援センターの富山小学校区担当の長田由佳さん(社会福祉士)が「冬の寒さや乾燥から体を守りましょう」と、冬の健康づくりのポイントについて解説。一つは「温度差」。入浴時の急激な温度差で血管が収縮し、血圧や脈拍を大きく変動させると、体に大きな負担を与える。特に高齢者は要注意です、と説明。二つ目は「乾燥」。空気の乾燥はウイルスを繁殖させ、喉の粘膜を傷つけやすく、風邪やインフルエンザの大敵となる。三つ目は「冬の脱水症」。普段の厚着や部屋の暖房、乾燥が知らず知らず体内の水分を奪ってしまう。「冬もこまめな水分補給が大切ですよ」と訴えました。
長田さんの分かりやすい説明に、会場全員が「納得」、と肯きます。
さて、これからがきょうの本番です。
6回目となるきょうのテーマは「体の変化を調べよう」。
初回(5月)に測った出席者全員の柔軟性を再測定しよう、というものです。
講師はこの教室、最初からすっかりおなじみになった岡山ふれあい介護予防センターの安保真一健康運動指導士。「みなさん、毎日ストレッチ体操を続けていますか」と呼びかけると、半数以上の手が上がります。
安保さんの指導で全員椅子に坐った状態で、首の運動、肩の運動、脚の運動と続きます。
どの場合も、「肩の力を抜いて、深呼吸をしながら行うのが大切です」と安保さん。
次は椅子に深く腰を掛け、両腕を前に組んで、その場で立ち上がる。その動作を、立ち上がって1回、坐って2回と数え、10秒間に何回できるかを測る。日頃のストレッチ体操の成果を問おう、というものです。これは同じ動作でも、人によって大きな差が出てきます。
最後はきょうのテーマである「体の変化を調べよう」の総決算です。
ひとりずつ壁にしっかりと背中をつけ、両手両足を伸ばしたまま体を曲げ、特殊な計器を前に押して、両手が限界に達するまで伸ばす。究極の柔軟性測定器です。これによって、一人ひとりの体の柔軟性が数値に表される、というものです。
ちなみに記者も、岡本会長に促されてやってみましたが、目盛りに現れた驚くほど少ない数値を前に、いかに柔軟性からほど遠い体であるかを思い知らされました。
この日は進行がスムーズに進み、予定された時間に余裕が出たため、「頭を柔らかくするゲームをやって締めくくりましょう」と、こちらも安保さんの指導で、「歩きながらのしりとりゲーム」が展開されました。何かテーマを決め、喋りながらしりとりゲームをやる、というものです。例えば、国の名前、都道府県の名前、好きな食べ物の名前などテーマは何でもOK。たまたま地域包括支援センターの長田社会福祉士と森川保健師がモデルに指名され、会場の真ん中を歩きながらしりとりゲームを行い、会場いっぱい笑いの渦で沸かせていました。
(文・写真:松田)