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ニューストピックス(2012年10月7日)

富山中学校区地域教育懇談会

10月7日(日)午前10時から、富山地区青少年育成協議会主催の「平成24年度 富山中学校区地域教育懇談会」が富山中学校体育館において開催されました。

昨年度に引き続き、学区内の8つの地域別懇談会を一堂に会した形で行われ、小中学校と幼稚園の教職員と保護者、町内会長をはじめとする地域の有志など約160名が集まりました。


講演する木村正明ファジアーノ岡山社長と会場の様子 はじめに、株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ代表取締役の木村正明氏により、「子どもたちに夢を! 晴れの国・岡山からJリーグへ!」と題して講演があり、約60名の中学生も参加して、大人たちと一緒に耳を傾けました。

木村氏は、新聞の記事や自身の経験から岡山の認知度の低さを痛感したことをあげ、岡山の存在感をアピールするためには地元にプロのスポーツチームを作って育成することが有効な手段の一つであると考え、地元への恩返しの意味も込めてファジアーノ岡山の代表を引き受けたことを披露しました。そして、地元チームである「ファジアーノ岡山」という共通言語によって岡山の力を結集し、誰もが世界に向けて岡山を誇れるようにするのが夢であると語りました。

また、プロフィールを交えた紹介によって、夢を勝ち取るために頑張っている選手の姿を身近に感じさせるとともに、一方ではドライな競争のあるプロの厳しい世界の話もあり、中学生たちの気持ちを引きつけました。

「海外で活躍できる人になってほしい。それがどんな仕事でどこの国であっても、自分を育んでくれた地域や親のお陰であることを忘れないでほしい。」「人生は一度きりである。長い時間軸の中では人生は限られた一瞬でしかない。今日という一日は二度と戻らないのだから、その日一日をやり切ったのかどうか自分自身に問いかけてほしい。」という木村氏の言葉は、中学生だけでなく大人たちにとっても、強く心に響くメッセージとなりました。


休憩を挟み、大人たちによる8つの地域別でのグループ討議に移りました。まず講演の感想に始まり、次に地域で気になっていることなどの意見交換をグループ内で行いました。そして最後に、それらをまとめたものをグループごとに順に発表しあいました。

地域別に分かれてのグループ討議の様子

ここで話題に上がったのは、子ども会の果たしている役割・あり方、見守り隊・青パト隊への感謝の言葉、交通安全に関すること、あいさつ・声かけの重要性、家庭の果たすべき役割、地域は何ができるのか、子どもたちの気になる行動、地域の中でのいじめの相談窓口、地域別懇談会自体のやり方、などです。

問題提起から解決策まで話がまとまったものはありませんでしたが、地域の諸課題について共通認識を持つことができたことは、参加者にとって非常に有意義な時間となりました。

(文・写真:新田)

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