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ニューストピックス(2012年6月23日)
ユニバーサルデザイン(UD)出前講座
6月23日(土)午後1時から、富山公民館の2階講座室において「ユニバーサルデザイン(UD)」出前講座が開かれました。
この講座は、富山学区婦人会(平松和子会長)が主催して初めて開かれたものです。
講師は岡山県県民生活部くらし安全安心課ユニバーサルデザイン担当の中村伸氏で、約40人の参加者を前にユニバーサルデザイン(UD)について、次のようなお話がありました。
岡山県では、平成15年度から取り組んでいる。
ユニバーサルデザイン(UD)は、
年齢、性別、能力、国籍などにかかわらず、
はじめから、すべての人にとって安全・安心で利用しやすいように、
建物や製品、サービスなどをデザインする考え方
である。
UDに配慮したものの一例として、次のようなものがある。
ジュースの自動販売機(現金投入口を広くしたり、商品取り出し口を従来より高く設定)
自動ドア―(手動から自動に設備を変更)
電車(もも)・タクシー(ローステップの出入り口・スライド式ドア・車椅子ごと乗車可能)
歩行者用信号機(カッコー・ピヨピヨの音)
これからは、超高齢化社会になることから増々個人個人がユニバーサルデザイン(UD)を推進して行かなければならなくなるとだろう。
また、安全・安心な生活を送るために、
環境(居住空間・避難所等)
製品(片手でも自家発電が出来る懐中電灯等)
情報(誰にでも見やすい回覧等)
等に配意しながら、ユニバーサルデザイン(UD)に積極的に取り組んでもらいたい。
さらに、
ユニバーサルデザイン(UD)には常に改善、改良が加えられ進化している。
最初から、全ての人にやさしくて便利で使いやすい設備や製品等があれば一番良いと思うが、なかなかそうも行かないとすれば、
障害は不便ですが、不幸ではありません。 (ヘレン ケラー) 愛の反対は憎しみではなく、無関心である。 (マザー テレサ) という言葉にあるように、常に「安全・安心・便利」への関心を持ち続けたいと思う。
参加者は、講師の話に真剣に耳を傾け、メモを取るなどして聞き入っていました。
会場には、身近なユニバーサルデザイン(UD)のグッズコーナーが設けられ、ホッチキス、ハサミ、消しゴム、コンセント、爪切り、スプーン、箸、計量スプーン、シヤンプー等の文房具や台所用品等が所狭しと並べられていて、参加者は一つ一つ手に取って値段や使い方等について担当者に質問する姿が会場のあちらこちらで見られ、午後3時散会となりました。
(文・写真:長畑)