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ニューストピックス(2012年5月20日)
富山学区の集中・連続総会
5月20日(日)午後、富山コミュニティハウスにおいて、学区の9つの協議会・会の定期総会が開催されました。
12:30からの連合町内会総会を皮切りに、地区社協・防犯協・防災協・交対協・消防後援会・自治振興会・コミュニティ協・安全・安心ネットワーク協の総会、そして締め括りは富山学区のホームページの紹介映写と、それぞれ20分間が10分間の休憩を挟んで連続して行われ、締め括りは18:00から全出席者による合同懇親会が行われました。
懇親会の冒頭、昨年度末で退任された奥山洋一富山公民館長、本年4月に着任された片岡克巳公民館長及び石橋孝道岡山市安全・安心ネットワーク推進室地域担当職員の3氏が紹介され、奥山前公民館長に富山学区連合町内会長から感謝状が贈られました。
懇親会では参加者全員が自己紹介とそれぞれに思いを延べ、7時間に及んだ一連の行事を無事に終了しました。
(文:小野田、写真:薄・太田・小野田)
海吉福吉町内会の“防災を考える会”の初会合
海吉福吉町内会では、5月20日(日)午後2時から午後3時までの間、「防災を考える会」(代表:藤原健吾氏。平成24年4月1日、海吉福吉町内会で結成、会員6名)を、結成後初めて海吉福吉公会堂において開催しました。
DVD上映や講師による講演、体験談の発表が行われ、防災に関心のある30名の町内会員が出席し、熱心に聴講しました。
初めに藤原代表が挨拶に立ち、「防災を考える会」の企画概要について、
- 岡山は災害(地震等)が少なく無関心な人が多いが、万が一に備えなければいけない。
- 多くの人に災害の恐ろしさを知ってもらいたい。
等と話されました。
最初に、「東日本大震災」をテーマにDVDが上映されました。
迫る大震災にどう立ち向かうか!
99.8%(2,921人)の小中学生の命を救ったあの「釜石の軌跡」(群馬大学大学院 片田教授)
このDVDでは、
- 非常用持出袋を備え付けて置くこと。(3日間分の食料=乾パン、ビスケット、それに必ず水は用意して置くこと。携帯ラジオ、懐中電灯等)
- 行政からの情報であるハザードマップは、あくまでも参考にして鵜呑みにしないこと。
-
自分の命を守る主体性を持つこと。
- 想定にとらわれないこと。
- ベストを尽くせ、最善を尽くすこと。
- 率先避難者であること。
等が重要であると、熱く語られていました。
続いて、岡山市危機管理課の藤原文法(岡山市参与)氏による「岡山市の防災について」と題する講演が行われ、
- 岡山市の地域防災計画の見直しを行っている。
- 非常用持出袋の用意(3日間の食料等の準備、特に水は重要)
- 平常時に避難場所の確認と避難経路を決めておくこと。
- 海抜表示板の設置を進めている。
等についてのお話がありました。
最後に、三井郷輔前海吉福吉町内会長が、昭和21年12月に発生した「南海地震」についての体験談があり、
- 町内で納屋が倒壊したり、半壊になった家屋が多数見られた。
- また、ふすまや障子が変形してしまったり、石灯篭が倒壊するなどした。
など当時の地震による被害の様子や揺れの大きさ、恐ろしさについて話されました。
出席者は、DVD上映や講師の講演、体験談に熱心に聞き入り、改めて震災の恐ろしさを噛み締めていました。
今後、発生が予想されている「南海地震(東海、東南海地震も連動?)」に備え、避難場所の確認、避難経路、方法等について、出席者全員で確認し合い、認識を新たにすることができました。
会場には、防災・減災グッズ(非常用持出袋、手動式発電の懐中電灯、新聞紙で作った簡易スリッパ等)が展示されており、出席者は手に取って興味深く見入っていました。
藤原代表は閉会に当たり「今後も、地域のために防災の大切さについて啓蒙活動を続けて行きたい」と力強く語り、参加者も防災と減災への思いを新たにした有意義な集いでした。
(文・写真:長畑)