< 第 40 回 >  岡山市原地区の 風土記(2) 平成20年5月1日
 原電子町内会のホームページより

       

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 1.原地区 船山分区 は 桃源郷
原地区 船山分区

原地区 船山分区








船山は、津山線の備前原駅と牧石小学校との中程に位置し、東は船山城址の小高い山に、西は御崎宮のある片山に囲まれた小さな町です。

新緑の候ともなれば野鳥がさえずり ウメ、スモモ、サクラが咲きはじめます。
モモの花は町内いっぱい咲き乱れ、まるで桃源郷のようなところです。

この地では、太古の昔より人々の営みがありました。船山城は室町期以前から続く須々木氏代々の居城で、宇喜多氏に所領没収されるまで続いたとあります。(金山寺文書・備前軍記による)

毎年5月には船山城址で春祭りを行い、祖先の鎮魂と町内安全を祈っています。船山には古くからの自然が豊かに残っています。
果樹畑がたくさん有り、季節ごとにウメ、スモモ、モモ、カキ、ナシ、と実り豊かな所で、池には鴨などがたくさん飛来し、夏にはトンボなど多数の動植物が見られ、里山風景がよく似合う町です。


 2.船 山 の 御 崎 宮(おんざきぐう)
建立された年代は不詳であるが、各地にある子神社の中でも 古社のひとつといわれています。

祭神は大己貴命(大国主命の別命)で、まじないの元祖として広く知られています。
また、古くから漁業、農業、五穀豊穣、開拓の神であり、他に航海、交通安全、学業成就、商売繁盛、家内安全、厄除けなどの神徳があることから、かってはこの地が海に面し、漁業、農業や海、川を利用した交易が盛んであったことをうかがい知ることができます。


摂末社に稲荷神社(農・工・商業の神)、志女神社(厄除けの神)の二社を お祀りしています。




御崎宮は 船山の西、山裾にあり 朝日が早く当たり見晴らしは良い所です。

秋祭りは 毎年10月の連休初日に 岡山神社より神主様をお迎えし、老若男女が拝殿に一同にして上がり 神主さんよりお清めをして頂いている普通のお宮です。

他のお宮より特徴が有ると思われるのは 「御崎宮常夜燈奉燈詣」と書いた旗が氏子の各家々を廻り 旗が来た家は、その日の日没に合わせ、小ローソクをお宮の灯籠に点燈します。

この様な行事がいつ頃から行われているのか良く分かりませんが、70〜80才の人々に聞いた話によると 自分が子供の頃にはもう行っていたとの事です。
したがって 約70年以上前から行われているのではないかと推測されます。

毎月2回のお宮掃除と常夜燈点燈の行事について 御崎宮の氏子としては誇りと思います。















御崎宮

御 崎 宮


御崎宮の常夜燈

御崎宮の常夜燈

常夜燈点燈の行事

常夜燈点燈の行事


 3.須 々 木 神 社


須々木神社

須 々 木 神 社

須々木神社は東の山上にあり、地元の人は 通称 須々木様と呼んでいます。

お祭りは 毎年5月の第2日曜日に 岡山神社より神主を迎え氏子の老若男女が長い階段を上り神主さんにお清めをしてもらっています。

神社からは 東は大原,牟佐地区,南は龍の口山,中原、西は三野公園 旧岡山市内が望めます。
この神社の維持,管理は氏子の協力により年2回掃除をし、樹木を切り払ったりして大切に守っています。

須々木神社 (通称須々木様)のお祭りは、岡山神社の神主を迎え、氏子の老若男女達が大勢参拝し 一日を楽しく過ごします。


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