< 第 20 回 >  岡山市原地区の 風土記     平成18年9月1日
 原電子町内会のホームページより

       

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 1. 原 の 地 名 


旭川サイドより磯尾町内を望む

原 地 区 磯 尾 町 内 を 望 む


城下上出石町から北二十八町にあり、御野郡三野郷(御野郷)に属した。東は大川向こうは中原新田、南は宿村、西は津高郡横井上村、北は河本村に接した。
旭川の氾濫源に当たり高燥の地であったため、原という地名がついたのであろう。

明治三十一年(1898)中国鉄道(現、JR津山線)が開通し、昭和四年(1929)備前原駅が設置された。大正十年(1921)牧石村に編入され、昭和二十七年、岡山市に編入合併された。古くから野菜・果物の産地であったが、市街地に近く住宅地として近年人口が急増している。



 2.船 山 城 址
船山城は室町期以前から続く須々木氏代々の居城で、宇喜多氏に所領没収されるまで続いたとあります。(金山寺文書・備前軍記による)

毎年5月には船山城址で春祭りを行い、祖先の鎮魂と町内安全を祈っています。船山には古くからの自然が豊かに残っています。














船山城址

船 山 城 址


 3.片 山 古 墳

片山古墳

片 山 古 墳


小高い山、片山の山頂に立地する前方後円墳。
全長約55m、後円部径30m弱、高さ約5mであるのに対し、前方部はこれより3mばかり低く、長く伸び、前端が顕著に開いて前端幅約23mとなる。

このように古式の墳形を採用しているだけではなく、墳丘外の斜面から都月型の埴輪片が採集されている。
以上のことから前T期後半の築成と判断されている。





 4.若 宮 八 幡 宮
今から約700年前の鎌倉時代にこの地の氏神様として建立されたもので、祭神は八幡大菩薩(応神天皇)・大帯姫命(神功皇后)・日売神です。

正月(1月2日)と秋祭り(体育の日の前日日曜日)に神主を迎え氏子の安全祈願など祭儀を執り行っています。
毎月1日に大勢の氏子が参拝し例祭を行っています。


平日にも多くの方がお参りしており、氏子の心のよりどころとして参拝者の絶えることはありません。






若宮八幡宮

若 宮 八 幡 宮



 5.法 萬 寺

法萬寺

法 萬 寺

真言宗御室派の寺院で正式には、西谷山法萬寺。

天平勝宝年間(749〜757)報恩大師の開基と伝えられています。

本尊の聖観音立像は平安末から鎌倉初期の造立とされ、保存の良好な立像で昭和41年6月に岡山市の重要文化財に指定されています。







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