< 第 16 回 >  岡山市下牧中谷地区の 風土記     平成18年5月1日
 記  :  尾原 進
 
写真をクリックすると、拡大表示します。もとに戻る時は、ブラウザの「戻る」をクリックして下さい。

 1. 下 牧 中 谷


下牧3町内の真ん中に位置する 小さな集落です。 以前は25世帯ありましたが 後継者の転出等により 現在の世帯数は19世帯・人口51人と次第に減少しております。
相次ぐ若者の地域外への流出により高齢者が多くなり 牧山地区6町内でも高齢化が一番進んでおります。



下牧中谷の全景

下 牧 中 谷 地 区


 2.下牧中谷町内にある史跡    @ 沖 田 様
町内の縣道べりにある社殿には 沖田姫大明神をお祀りしてあります。

沖田姫についての記録がなく、いつの頃から祀られているのか、又 どんなお方であったのか 詳しいことは一切解りません。

昔からの云い伝へによれば沖田姫は、 その昔 百間川堤防の難工事の時 人柱になったとのこと。

当地は その沖田姫の出生地で、三反三畝の屋敷のあった処とのことです。

毎年の 4月の初めには、町内総出で 春祭りを行っています。

沖田大明神社殿

沖田姫大明神
をお祀りしてる沖田様


沖田大明神社殿新築遷座祭の記念写真

沖田様社殿新築遷座祭の記念写真



 3. 下牧中谷町内にある史跡   A お 竜 王 様

竜王さま



竜王様の社殿は 町内の下牧ちびっ子広場の一角にあります。

いつの頃からか 又 どの様な神様をお祀りしてあるのか 記録が無く 詳しいことは 一切解りませんが、雨を呼ぶ神様と言われ 毎年7月には 町内総出で夏祭りの行事を行っています。


 4.下牧中谷町内にある史跡    B 猪 俣 小 平 六 の 墓


墓は 下牧中谷町内 旭川西岸の猪俣の瀬の西の田の畦にあります。

何時の頃か 村の下にある猪俣の瀬で小平六と五輪五郎王子が戦い、互いに 深手を負い、遂に斃れ 小平六は下牧中谷村に葬られたとのこと。

一方の五輪も 遂に醒めず 流れて浜の元に漂着し その上に葬られた。(旭川に面する 大久保村の下の畑の角に 一畝許りの墓地あり。 その中央に 一基石塔がある。)


( 参 考 ) 岡山縣郷土史による 猪俣公の記録

■ 御津郡誌の牧山村の項に。
「大字下牧 旭川の畔 猪俣の瀬の西岸にあり 小平六は始め 毛利氏の侍臣なりしが、後に宇喜田直家に仕ふ。一の谷合戦に 平盛俊を討ちし 猪俣にあらず」

■ 備陽国誌の 墓墳の部に。
「猪全小平太則綱墓・・・・・下牧村 西大川に 猪全の瀬と有り、その岸に石塔あり。 是を 猪全小平六墓といふ。 その由を知らず・・・・・」






<<<学区の皆様の 投稿をお待ちしています>>>


前の風土記へ 最初の風土記へ 次の風土記へ