< 第 15 回 >  岡山市 下牧上谷地区の 風土記     平成18年4月1日
     記  :  宇野 純司

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 1. 町 名 の 由 来


下牧上谷(しもまきかみたに)は岡山市北部に位置し、旭川と山に挾まれた小さな集落です。

町名の由来は、池田藩の狩り場があったために牧山の名がつき、その下流にあったので、下牧となったそうです。 上谷は下牧の最上流の地区です。

上谷は下牧4町内で人口が2番目に少ない地区で、戸数20戸・人口は57人です。

町内には松尾神社があり、上谷・中谷・下谷の各町内の神社です。


下牧上谷地区の全景

下 牧 上 谷 地 区


 2.下牧上谷地区にある史跡     松尾神社


うっそうと生い茂った松尾神社の森。

神社の創建年月は、寛永17年(1640年 : 徳川家光の代)と言われている。
旧号は 松尾大明神と言い、明治2年に松尾神社と改称しました。
幕政時代は 社地3段4畝で、宮林とともに除地であった。

主祭神は 大山昨命・市杵島姫命である。
主要な建物としては 本殿・弊殿・拝殿・随身門があり、摂末社として 天神社・稲荷神社・稲荷神社がある。

宮司は 岡山市御津の江見氏であり、氏子数は82戸、毎年10月の 第2土日に 例祭を行っています。

     住所 : 岡山市下牧2672の1

松尾神社の森

入り口の鳥居は、JR津山線を渡った所に。

松尾神社 鳥居

備前焼の狛犬が。

松尾神社の備前焼で出来た狛犬

随身門には、神社を守護する門守神(かどもりのかみ)が、門の両脇に二神像 祀られています。 (右脇)


随身門の門守神。  (左脇)


摂末社の 天神社と 稲荷神社が二つ。

摂末社

本殿。 千木(ちぎ)の先端が垂直に切られている場合は、男神を祀っていることを示し、水平に切られている場合は、女神を祀っていることを示すといわれています。 松尾神社の千木は水平に切られていますので、女神が祀られています。

本殿


 下牧上谷の棚田

棚田
城郭かと思えるような立派な棚田の石垣。

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