出村町内会第一回防災避難訓練の実施(豪雨災害時)
投稿日:2019年11月7日
富山学区では,昨年の西日本豪雨を機に岡山市の「各学区は早急な防災・減殺対策の整備を」との指導の下「災害時犠牲者ゼロプロジェクト」を推進しているところです。
そんな中、海吉出村町内会では平成9年に立ち上げたままの自主防災組織を整備するとともに、6月から住民へのアンケートや今後の取り組みなどの検討を重ねてきました。
6月には全世帯を対象に防災アンケートを行い、その結果をうけて「要支援援者」をリストアップするとともに、会長・副会長が災害時に支援を希望する世帯を個別に訪問し、同時並行的に進めた福祉委員や援護委員の募集成果も参考としながら、当面真に避難行動等に支援を必要とするいわゆる「要支援者」29人を洗い直し、合わせて平素の見守り担当者(福祉委員)及び避難行動支援担当者(援護委員)を指名してきました。
その成果を形だけに終わらせてはならないと、この度11月3日(日)午前10時から第一回目の「豪雨災害防災避難訓練」を実施しましたが、町内会規模の避難実働訓練としては富山学区では最初の訓練となりました。
今回の避難訓練対象の要支援者は、11名(ご夫婦1組を含む)が指名されました。
想定としては、数日前から雨天が続いて豪雨災害が予想される中で、岡山市より警戒レベル3が発令され、海吉出村町内会長は午前10時に富山学区連合町内会長から「警戒レベル3」を受令、ただちに連絡網により援護委員に対して「要支援者避難援護行動開始」が伝達されました。
援護委員は受け持ちの要支援者に対して避難援助行動を実施、本訓練の避難場所に指定された富山コミュニティハウスに、至短時間で全員が無事避難行動を終えました。
今回の訓練参加者は、有松会長以下町内会本部役員(民生委員2名を含む)11名(一部援護委員との兼務あり)、援護委員(隣接町内会から1名を含む)10名で、訓練参加者総数は29名でした。
避難した要支援者と援護者は事前に準備された避難訓練報告書を作成し、班ごとに分かれて報告会があり、日頃の疑問や意見・問題点を発表しました。
主催者によれば今回の訓練の位置付けは、今後本格的な訓練を行うための予備訓練として、次の訓練をめざして実施したものであるとのことでした。
参加者一同は非常食の試食会食をして散会となりましたが、昨今の豪雨災害続きの現実の覚めやらぬなか、みんな真剣にこの訓練に取り組んでいました。
(文・写真:湯浅)
カテゴリー:ニューストピックス