第72回「オレンジカフェ青春」が開催

投稿日:2023年12月21日

 皆さんが認知症を正しく理解し、誰もが安心して暮らせる富山でありたいとの願いで、活動している岡山市認知症サポートリーダー富山会の第72回オレンジカフェ青春が12月19日(火)富山公民館で行われました。

寒い中会場に集まった参加者
開会の挨拶をする福森代表

 今回は認知症に関するDVDを鑑賞して、みんなで感想を話し合って理解を深めようということで「毎日がアルツハイマー」というテーマのDVDを鑑賞しました。

 内容は、80歳を迎えた一人住まいの女性、年々記憶があいまいとなり、失禁を繰り返すなど娘さんが心配して、身の回りの世話や相談に乗ってあげるが、元来一人暮らしで、わがままな生活をしてきたところから素直に認知症が受け入れられない。

 娘さんが専門医の診察を受けさせたり、地域包括支援センターなどの相談を受けさせて認知症の進行を認識させようとするがなかなか受け入れられないでいるといった内容であった。皆さんの感想は、近い将来自分たちの身にも降りかかる問題であり、熱心な意見交換が行われました。

感想を述べる参加者
熱心にDVDを鑑賞する参加者

 富山荘の藤原さんのご意見では、元来一人で身勝手に生きてきた方で周りの人に認知症をさとられたくないとの意識が働くので、自宅に家族やケアマネ、相談員、介護福祉士などが集まって家族会議を行って、わだかまりなく本人を説得することが大切であるとのこと。

 外に出ないで歩かなくなると足腰が弱っていく中で家族だけでは介護ができなくなる。家族の生活もあり、共倒れの恐れも出てくるなど厳しい現実が待っているので、早いうちから手を打っていくことが大切ということでした。

   (文・写真:湯浅)

*次回は令和6年1月22日(月)午前10時から12時まで、富山公民館で開催の予定

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