吉備津岡辛木神社の大注連縄作成と奉納。
投稿日:2023年12月11日
12月8~10日に2年に1度の吉備津岡辛木神社の大注連縄作りと奉納を行いました。この行事は西暦2000年から隔年毎に行い今回で12回目です(途中一度だけですが、都合により1年繰り延べしたことがあります)。
12月8日(金)
師走の12月8日午前9時から、海吉本村の大谷さん宅倉庫に氏子総代の木見さん以下、本村・中村町内会の有志15名が集まり、笠井山中腹に鎮座する吉備津岡辛木神社の拝殿・本殿の注連縄を作成しました。昨秋から準備していた“あさひ”の藁と、今夏青刈りをした“あさひ”の藁を使っての作業です。
作業の指導役の大谷さんによる手順の説明の後、氏子総代の木見さんによる清めの後、全員で神社の方角に向かって“2礼2拍手1礼”を行い作業に取り掛かりました。
藁を打つ人、縄を綯う人、大注連縄の部材を作る人と手分けしての作業です。
昼食をはさんで夕刻までに拝殿用・本殿用の大注連縄の部材が完成し、本日の作業を終えました。
12月9日(土)
翌9日も午前9時から全員集合し、昨日作成した大注連縄用の部材を綯う作業です。10人程で呼吸を合わせ、声を掛け合って綯っていきます。
本殿用は約3メートルの部材を綯って全長2.4メートルの大注連縄に、拝殿用は約4メートルの部材で全長3.2メートルの大注連縄が昼前に完成し、本日の作業を終えました。
12月10日(日)
午前8時からの“賽の大神祈願祭”の後、午前9時から吉備津岡辛木神社への奉納です。前日までの作業に携わった有志が集合しての据え付け作業です。前日に田中棟梁に依って設置された足場に上っての作業で、作業は呼吸を合わせ本殿・拝殿に分かれて行いました。
小一時間で取り付け・奉納も終わり全員で記念撮影をしました。新しい大注連縄を取り付けた神社には、一足早く新春が来たようでした。
(文・写真:横地)
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