SDGs講演会「なぜ地球温暖化が問題?」

投稿日:2023年12月12日

 富山学区では、「SDGs大作戦・温暖化防止の生活を」をまちづくり目標の一つとして推進します。その最初のイベントとして、12月10日公民館においてSDGs講演会「なぜ地球温暖化が問題?私たちにできること」が開催され、中学生、高校生をはじめ学区内から58人が参加しました。主催は富山学区小地域ケア会議です。

満員の会場

講師は岡山県環境保全事業団所属で気象予報士の柏原拓史さん。
内容は次のとおりです。

?地球はなぜ温暖化しているのか
19世紀の産業革命以降、人間は石炭、石油などの化石燃料をエネルギーとして利用してきた。その結果、二酸化
炭素の排出が急激に増加し温暖化を引き起こしている。特に直近100年の上昇が激しい。

?台風が大型化し強烈になったのはなぜか
温暖化で海水温が上昇し水蒸気が増えることで台風が強力になる。また、海水温が高いまま日本に到達するため、
台風の勢いが衰えない。

?温暖化の悪循環とは
山火事で例えると、温暖化 ⇒ 高温乾燥で山火事発生しやすく大規模化 ⇒ 樹木が燃えて二酸化炭素が放出され
樹木が減って二酸化炭素吸収が減る ⇒ 温暖化加速 の悪循環

?私たちはどうしたらよいのか
①生活を楽しみながら省エネする。
環境省と岡山県推奨の「うちエコ診断」は、家庭の省エネ健康診断。何からどのくらいCO2がでているか、
ソフトを使ってCO2排出源を分析・診断する。CO2排出源(自動車から?どの家電から?風呂から?・・・)
が分かったり、CO2削減の省エネ対策メニューが分かる。効果が期待できる。ネットで申込できる。
②住宅の断熱化
補助金制度が充実していて、省エネ効果も大きい。
③太陽光発電導入
岡山市は「0円ソーラー」を実施している。太陽光発電設備の初期費用ゼロで設置でき、発電された電気のうち
家庭使用分の電気料金を支払う。設備は、おおむね10年経過した後は住宅所有者に無償譲渡される。太陽光発
電とは別に、家庭用蓄電池も現在よく売れている。

講演する柏原先生

 講師は、世界中で温暖化の脅威が叫ばれている今こそ、私たちは無理なく楽しく省エネ生活にシフトするとき
である、と締めくくりました。

(文:行枝、写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス 地域団体活動

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