“富山の自然を楽しむ会”實村 貢代表に聞く(その1)
投稿日:2022年2月28日
コロナ禍で私たちの生活のリズムが一変しました。最近はオミクロン変異株による感染の第6波により、富山学区でも行事の中止・活動の縮小を余儀なくされています。
そこで、電子町内会では学区内で活動する様々な団体にスポットライトを当て、中止・縮小になっても、「伝えたい」「繋ぎたい」「大事にしたい輪」など、運営する方々にその想いをインタビューしました。
今回は“富山の自然を楽しむ会”代表の實村 貢(みむら みつぎ)さんへのインタビューを2回に分けてお届けします。
(聞き手:横地・行枝・末澤)
―“富山の自然を楽しむ会”を設立された経緯を教えてください。
(實村) 平成13年4月に「富山学区の歴史をひもとき自然を楽しみながら、私たちのまち富山をもっと知ろう」と活動を始めました。学区内の歴史探訪・環境問題・自然体験などについて富山小学校児童と地域住民に声掛けし、一緒に楽しく学習・体験を行なう目的で『富山の自然発見隊』として6名の会員で発足しました。途中一部の会員の入れ替わりもあり、現在は9名で活動しています。
―代表として心掛けられていることは何がありますか。
(實村) 富山学区の環境保全です。学区の中央を東西に三百数十年の歴史ある倉安川が流れています。また学区の東を流れる百間川についても歴史や環境問題などを児童や地域住民に良く知っていただき、環境保全に関心を持っていただくように努めています。
―活動資金はどのようにされているのですか。
(實村) 当初は、会員が持寄って活動をしていましたが、平成19年から「公益信託『百間川』水とみどり基金」(百間川周辺の環境保全を目的とした中国銀行の主宰事業)の助成を受けて活動しています。この助成開始を機に「富山の自然を楽しむ会」と改称しました。なお、富山学区連合町内会からも表彰された際に金一封をいただいており、有効に使わせていただいています。
―現在はどのような活動をされていますか。
(實村) 倉安川・百間川の清掃活動や歴史探訪ウォーク、倉安川の生き物調査・水質調査などの活動を行っています。清掃活動は富山公民館の協力をいただき、地域の各種団体に声をかけ、住民・児童参加のもと年1回の百間川河川敷のゴミ拾いと年2回の倉安川周辺の清掃活動を行っています。
(続く)
カテゴリー:この人に聞く