操山丘陵のイノシシ情報
投稿日:2022年2月15日
昨年 富山学区では 海吉(本村・中村)、円山(宮西・境内)、湊(操陽南山・池の内)の各地区でイノシシの目撃情報がありました。
今冬では操山丘陵の周囲で
12/6 17:00頃 幡多学区今谷
12/29 1:00頃 幡多学区沢田
1/11 11:15頃 幡多学区今谷
1/25 0:00頃 富山学区海吉
1/31 20:30頃 三勲学区国富
などで目撃情報があります。
12/24に海吉本村地区に設置している捕獲檻で約70kgの雌1頭を捕獲し、
2/7には沢田地区の捕獲檻で約40kgの雌2頭と子イノシシ6頭を一挙に捕獲しました。
(1年前には兼基に設置した捕獲檻で複数頭を捕獲しています)
猟友会の方の話では、目撃情報などから操山丘陵では数十頭以上のイノシシが生息・繁殖しているものと思われます。本来イノシシは昼行性ですがとても臆病な動物のため、人里近くでは人間の生活リズムと合わないように夜間行動するようです。昼間は道路(遊歩道)などから離れた藪などに潜み、また山中に点在する古墳などの洞は絶好の隠れ場所となります。
繁殖期は春で一度に3~5頭を産み、春の繁殖期を逃した雌は秋に子を産む事があるらしく、子を連れた雌は非常に攻撃的となるので注意が必要です。
イノシシに寄生しているマダニも操山丘陵には多く、咬まれて重症化すれば死に至る「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」が特に危険で、入山時は肌を露出する服装を避けなければなりません。
もし、イノシシに出会った場合、慌てないでください。出会ってより驚いているのはイノシシの方です。道端に寄ってイノシシの逃げ道を開けてください。
人間がパニックになり大声を出したり動き回ったりしてイノシシの逃げ道を塞ぐようなことになれば、かえってイノシシの攻撃を受ける場合があるので注意が必要です。
(取材:横地)
カテゴリー:ニューストピックス