第27回オレンジカフェ「青春」が開催
投稿日:2020年1月29日
1月27日(月)午前10時から富山公民館において、「第27回オレンジカフェ青春」が開かれました。今回は岡山市消費生活センターの浅野尚美取引指導監視員を迎えて「高齢者の消費者トラブルを防ぐには!」と題して,被害者がいっこうに減らない特殊詐欺について話がありました。
最初に岡山認知症サポートリーダー富山会の福森和子さんのあいさつに続き、恒例の池田さんのハーモニカ伴奏による「青い山脈」の合唱で始まりました。
初めに中区地域包括支援センターの山下さんから2月9日(日)に岡山旭東病院で行われる「なかまちーず「医療・介護」意見交換会」の案内がありました。
第一部は「高齢者の消費者トラブルを防ぐには!」ということで浅野取引指導員から最近の悪質商法について説明がありました。昔からある催眠商法、利殖商法、点検商法などのほか、最近特に増えているのが訪問販売や電話勧誘によるもの、インターネットやスマホを通じたトラブルがあるということ。インターネット購入ではクーリングオフは効かないので事前によく調査をして買うようにとのことでした。
振り込め詐欺も今は銀行ATMからコンビニで振り込ませるものやゆうパックや宅配便で送らせるものが主流。市町村など官公庁が医療費や税金の戻り金があるなどと連絡してくるもの。特に巧妙なのは警察からと称してキャッシュカードや暗証番号を封筒に入れさせておいて封筒をすり替える「すり替え詐欺」なども出てきている。また、古い着物や靴・布団などの買い取りと言って訪問し、貴金属を物色しだましとるものなどがあるということでした。
被害件数・被害額は岡山県内では平成29年度で191件、5.5億円、平成30年度では81件3.8億円と若干被害額・件数は減っているが想像以上の被害額である。自分は絶対に被害にあわないと思っている方の78%が被害にあっているということです。被害にあわないためには家族間で合言葉を決めておくとか訪問販売では昼間でも玄関の鍵をかけておくこと。訪問してきたらカギは開けないではっきりと断ること。不審に思ったら消費生活センター(短縮電話188)や警察に相談することが大切だということでした。
その後、しばし休憩タイムに入り、おいしいぜんざいを頂きました。
第二部~みんなが主役→笑顔の“わ”を広げましょう~では地元でよく話されている格言や方言を取り入れたカルタを使って、カルタ取りが行われました。
最後に、例によって池田さんのハーモニカ演奏によりみんなで青い山脈を歌いながら体操を行って閉会となりました。
(文・写真:湯浅)
カテゴリー:ニューストピックス