とみやまジュニア防災講座

投稿日:2019年12月16日

  12月14日、第5回とみやまジュニア防災講座が公民館にて開催されました。この講座は、岡山市市民協働企画総務課及び富山公民館主催で富山中学校の生徒に防災の意識、知識を深めてもらおうとするイベントです。毎年この時期に開催されています。

 本年は、岡山大学被災地支援団体「おかやまバトン」の学生10人を迎えて、富山中学校生徒15人(3年生3人、2年生6人、1年生6人)、延原校長、高嶋教頭、防災担当の教諭2人、公民館澁谷館長、中山地域担当職員が参加して行なわれました。

 内容は、防災クロスロードと呼ばれるゲーム形式で進められ、4つの質問に中学生が「YESかNOの判断となぜそうなのか」を答え、その後大学生が加わって話合いをすることで、災害の知識や正しい判断を習得するというものです。

 質問のひとつを挙げてみます。

「いまから25分後に津波が来るという警報が出ている。あなたは防災リーダーとして集落の人に避難を呼びかけ、すでにほとんどは高台に避難したが1家族4人の姿が見当たらない。あなたはこの家族と顔見知りで、高台からこの家族の家までは片道10分。あなたはこの家族を探しに行くか?」

講座の様子

講座の様子

 質問の設定について災害時の行動など大学生と深く話し合うことで、参加の生徒も防災について深く考えることができ、知識習得と行動の判断のしかたを学ぶなど充実した時間を過ごしました。

 最後に中山地域担当職員の指導により、非常食の「みそ玉」づくり(鰹節、ワカメ、とろろ昆布をみそで丸く包む)を経験し、みそ汁とアルファ化米を全員で試食し、ジュニア防災講座は終了しました。

 

 

講座に参加した皆さん

講座に参加した皆さん

  ※岡山大学被災地支援団体「おかやまバトン」とは

岡山大学の公認団体。学生や教職員を中心に東日本大震災の後に発足した被災地支援団体。福島の海で泳げない子どもたちを夏の岡山に招待したり、小中学生と一緒に防災学習を各地で開催、募金活動も行うなど広く活躍している。代表は教育学部2回生の瀧原茉友さん。

(文:行枝、写真:公民館中山)

カテゴリー:ニューストピックス

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