富山小地域ケア会議が開催されました。
投稿日:2019年8月5日
8月1日(木)、富山公民館において「富山小地域ケア会議」が開催されました。
この会議は、平成22年8月31日に、当時の連合町内会副会長の小野田利正氏が、岡山市の『地域保健福祉モデル事業』に応募し立ち上げたものです。以来、現在まで脈々と活動は継続されており、さまざまな事業が展開されています。
しかしこの会議を富山学区連合電子町内会で取材したことはなく、「目的や役割が広く学区民に伝わってないのでは?」というご意見もあり、大変遅ればせながらではありますがここに紹介します。
富山小地域ケア会議は、地域に密着した情報の共有及び課題解決の場として、学区の特性に応じた地域ケアのあり方を学区民みずからが方向付け~実践し、要支援者を対象に効果的な介護予防サービス及び地域に則した支援体制を総合的に調整・推進することにより、住み慣れた地域で安全に安心して暮らせる地域づくりを図ることを目的にしています。
構成員は以下のメンバーで構成され、地域側は総勢12人、行政機関側は8人の計20人でスタートしました。
<地域側> 富山学区の各種団体で役職にある者
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- 連合町内会会長及び副会長
- 安全・安心ネットワーク協議会(現、地域協働協議会)会長及び副会長
- 社会福祉協議会会長及び副会長
- 民生委員・児童委員協議会会長及び副会長
- 愛育委員会会長
- 栄養改善協議会会長
- 老人クラブ連合会会長
- 婦人会会長
<行政機関側> 支援を受け、或いは連携する行政機関及び関連組織
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- 中区包括支援センター
- 市社会福祉協議会中区事務所
- 地域福祉圏域たる地域ケア会議
- 富山公民館長
- 岡山市安全安心ネットワーク推進室(現、市民協働企画総務課市民活動支援室)地域担当職員
- その他地域福祉関連機関
会議は毎年偶数月の第一木曜日13:30から2時間程度、富山公民館において開催され、今回(令和元年8月)で54回目を数えます。
◆ 基本的な視点
- 住民主体の運営
- 今後どの様な地域にして行きたいのか
- その為には何をすればよいのか
- 専門職と地域との協働
- 各種の専門職が住民と同じ目線で参画
- その地域の特性や実情にマッチした社会資源の統合・ネットワーク化
- 住民の身近な圏域が単位
- 住民の暮らしに身近な生活圏域を単位に設定
◆ 小地域ケア会議の基本的な役割と機能
- 社会資源の現状把握(地域を知る場)
- 生活・福祉課題及び地域課題の共有(地域の課題や問題を考える場)
- 地域福祉関係者と専門職の連携(地域連携を図る場)
- 課題解決に向けた地域住民への学習場面の企画(地域の課題を学び合う場)
- 困難事例の早期発見とその対応の検討(地域の困難ケース相談の場)
以上の内容に基づいて今日まで運営されてきました。
現在では小野田利正氏に代わり社会福祉協議会副会長の難波徳行氏を中心に運営されています。
◆ これまでに行われた主な活動
■いきいきサロンの増設 ■安心カプセル配布 ■安心カード配布 ■町民会員カード(高齢者の現状把握)発行 ■福祉委員と援護委員と要援護者リスト作成 ■共同募金の企業開拓 ■見守り・声かけ事業の推進 ■富山およろこびお裾分け基金設立 ■富山助け合い隊の結成 ■小学4年生との交流授業創設 ■その他多数
◆ 富山小地域ケア会議から
当ケア会議では、これらの活動の輪をもっともっと大きくしたいと願っており、また努力したいと考えておりますので、今後とも、当ケア会議に対し益々ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
(文・写真:平井)
カテゴリー:ニューストピックス