学区の防災「富山犠牲者ゼロプロジェクト会議」
投稿日:2019年6月25日
6月23日(日)午前10時から12時、富山公民館に於いて「富山犠牲者ゼロプロジェクト会議」が開催されました。
「富山犠牲者ゼロプロジェクト」は、全国で発生が増加し今後も高い確率で発生が予測される水害・土砂災害・地震等の大災害時に「犠牲者を出さない」を目指して可能な限りの防災準備を学区全体で進めるために組織化したものです。富山学区連合町内会が主体となり、学区内の21町内会・民生委員児童委員協議会など各種団体・小中学校・公民館の主メンバー67人(6月23日現在)により構成されていて、学区を挙げて「防災」を強力に推し進めるプロジェクトです。
この日は、岡山市都市整備局開発指導課係長小崎康裕氏、市民協働企画総務課船岳茂樹氏を迎えて50人の参加により開催されました。
まず初めにプロジェクト長の小橋連合町内会々長より、開会あいさつと発足の経緯について次のような話がありました。「昨年7月豪雨の際に開設された富山小学校への避難状況、地域全体の災害準備状況、地域リーダーの行動などについて、あのまま雨が止まず災害が大きくなったらどうなっていただろうと考えると恐怖を感じた。そんな折、福泊川東町内の太田俊二氏より学区の防災を進めたいとの強い意志があり、今年2月にプロジェクトをスタートさせた」
次いで、岡山市都市整備局開発指導課小崎係長より、学区内の指定避難所の開設は、富山小学校、富山中学校、富山公民館の3ヵ所を同時に開設すること(但し、洪水のときのみ中学校はハザードマップ上危険度が高いため指定避難場所として開設しない)、また富山学区の指定避難所の運営は都市整備局が1ヵ所2名の2交替、全体の管理を担う小崎リーダーを加えて計13名で担当すること等の話がありました。この指定避難所の運営は、例えば足守学区は市民生活局が、石井学区は財政局が担当するなど、学区ごとに担当部局を定めた市役所を挙げての対応となるとのことです。
続いて、太田ブロジェクトリーダーより、当プロジェクト全体の中長期的な取り組み課題と令和元年度に取り組む内容、それを具体的に進める6つの部会(要配慮者、施設、体制、情報、研修、啓発)の役割及び取り組む具体的テーマについて概略の説明がありました。
続いて、6部会のうち施設部会を除く5部会長よりそれぞれの進捗状況の報告があり、更に小橋プロジェクト長より「行政より示された避難場所開設計画に基づいた避難場所ごとの地元責任者、担当、炊き出しの物資・人員・資金等」について今後検討を進めていく予定であるとの話がありました。
続いて、行枝事務局担当より当プロジェクトの学区民への広報について、プロジェクト内に「広報担当」を置きたいとの説明があり了承されました。
最後に、三澤連合町内会副会長の閉会あいさつをもって閉会となりました。
学区では過去3年、防災マップ及び防災パンフレット作成と全戸配布、非常持出品・家具転倒防止機器の斡旋を実施した経緯もあり、それを引き継いで、大きくパワーアップした体制で学区を挙げて進めていくこととなります。
(文:行枝、写真:横地)
カテゴリー:ニューストピックス