とみやまジュニア防災講座と海吉本・中村町内会防災避難訓練
投稿日:2018年12月10日
寒風の吹く12月8日(土)とみやまジュニア防災講座が海吉本村・中村両町内会防災避難訓練と併せて実施されました。南海トラフ大地震が今後30年以内に70~80%の確率で発生するとの予測が報告され、また昨今の自然災害多発に鑑み自助・共助を確認する目的で行われました。参加者は中学生44名、両町内会より60名、富山中学校教職員・PTA役員、連合町内会、富山学区婦人会及び就実大学生ボランティアなどを中心に役員61名の合計165名です。
午前8時30分に富山中学校玄関前に集合し、富山公民館職員中山防災士の進行で予定や注意事項の確認がありました。また本日の訓練場所になっている就実学園の石田先生から『就実・森の学校』の状況などの説明を受けました。就実学園は海吉本村及び中村町内会と防災協定を結んでおり、災害時には『就実・森の学校』が避難場所として使用されます。
そしていよいよ行程約1.5Kmで標高83mの『就実・森の学校』を目指し、今回は富山中学校を出発し陽光橋経由のA5ルートを歩きます。途中で本村町内会の陽光台の参加者を中心に約20名が合流し、全員が約30分で現地に到着しました。
現地では参加者を3班に分け、1班は竹炭焼成・着火体験を、2班は炊飯体験を、3班は仮設テント作成体験を行いました。それぞれを就実学園の方に教わりながら熱心に取り組んでいました。
1班の竹炭焼成・着火体験ではマッチで着火することが初めての生徒が多く悪戦苦闘する様子があちらこちらで見られました。また七輪で竹炭を使い火を熾すことにもチャレンジしました。
2班の炊飯体験ではポリ袋に無洗米と水を入れ、沸かせた大釜で炊飯する体験をしました。
3班の仮設テント作成体験では10m四方の大きなブルーシートを竹でテント状に組み立てる作業ですが、生憎の強風で危険なため途中まで組み立てました。
そして、炊飯で炊きあがったご飯を新聞紙とレジ袋で作った簡易食器に入れ、婦人会の方が作ったカレーを戴きました。
美味しいカレーで体が温まったところでアンケートに答え、中山防災士の司会で閉会式が行われました。
延原富山中学校長からはとみやまジュニア防災講座参加生徒に労いの言葉があり、また加藤富山学区婦人会長からとみやまジュニア防災講座に連続4回参加している2名の生徒が紹介され、就実学園石田先生から記念のキーホルダーが手渡されました。
最後に富山公民館の友信館長から、近い将来予想される巨大地震への備えの大切さの話がありました。
今日の経験を大切に今後に備えたいものです。
(文・写真:横地)
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