晩秋の操山を楽しみながら里山を歩く「第20回 富山ふれあいウォーキング」
投稿日:2018年11月24日
11月18日(日)晩秋のさわやかな晴天の下、富山ふれあいウォーキング実行委員会主催(富山学区連合町内会ほか13団体が協賛、富山学区地域協働協議会後援)の「第20回富山ふれあいウォーキング」が行われました。
子ども42名・中学生10名・一般の人140名・”健康市民おかやま21”推進会8名・富山おやこクラブなかよし会5名・富山学区栄養改善協議会8名・富山元気の出る会26名・それに学区外(北区伊福町、中区平井など)から数名の参加があり、その内204名の人々が操山公園里山センター往復のウォーキングをしました。最高齢者は86歳の女性、最年少者は3歳の女児でした。
富山公民館を起点に(はつらつコース・8km、ふれあいコース・6km、のんびりコース・4km)それぞれ16班に分かれて、晩秋の操山を越えて操山公園里山センターまでの往復コースを一人の脱落者もださずに足取りも軽く歩ききました。
出発前、公民館駐車場に参加者が集合、まず丸山実行委員長から出発前の挨拶があり、続いて同行責任者から山道での転倒防止や上り坂、下り坂の歩行要領などについての諸注意がありました。その後、体と手足を軽く動かすストレッチをして各コースに分かれて目的地に向かいました。
最初に8時45分『はつらつコース』(8km)62名、次に9時1分『ふれあいコース』(6km)52名、最後に『のんびりコース』(4km)90名が出発しました。(筆者は『ふれあいコース』の一員として同行取材しました。)
ウォーキングは、各コースごとに班編成し実行委員会の皆さんが責任者となって行われました。各班の先頭には、女子中学生ボランティアが目印の小旗を掲げ班長が先導しました。また、各班には愛育委員が救護係として同行し不慮の事故や病気に備えました。
市街地から曲がりくねった山道を少し上ったあたりの木々は色付き始めていました。参加者は、色付いたコナラやモミジの紅葉を楽しみながら足取りも軽く里山センターを目指しました。
木立の中を頂上目指して進んでいく途中、八畳岩古墳や旗振台古墳で休憩をとりました。眼下に広がる操山南麓の富山の田園風景、そして遥か向こうに広がる児島湾や金甲山、貝殻山の眺望を堪能しました。
初めて参加した男性は「ウォーキングには最高の天気です。紅葉がとても綺麗で山頂からの眺めも素晴らしいです。操山の素晴らしさを知ることができ良かったです。」と言って眼下に広がった富山の街並みを眺めながら思いおもいに過ごしました。
しばらく休憩した後、雑木に囲まれたつづら折りの坂道をしばらく進み、さらに急な坂道を下り針葉樹の森を抜けると視界が開け、目的地の里山センターに到着しました。
参加者は、背中からリュックサックやナップサック、水筒などを芝生の上に降ろし、水筒やペットボトルのお茶やスポーツドリンクなどを飲みながら他のグループの到着を待ちました。
ほどなく3コースに分かれてウォークした全員が到着しました。全員が到着したところで、富山中学校PTA会長の松本さんの司会でイベントが開催されました。最初に丸山実行委員長が「天気も良く気持ちの良いウォーキングとなりました。豚汁やジャンケン列車、ふるるさと列車など楽しんでください。」と挨拶しました。
里山センターふれあい広場のステージでは、富山学区”健康市民おかやま21”推進会による岡山市民体操や富山おやこクラブなかよし会による恒例の「ジャンケン列車」が行われ参加者全員が会場いっぱいに広がり楽しみました。ジャンケン列車で最後まで勝残った3人に賞品が渡されました。
会場中央に設置された3箇所の大釜や中釜から湯気が立ち上り、豚汁の美味しそうな香りが会場を包み込みました。栄養改善協議会の岡村会長から「大勢の方から野菜を提供していただき感謝しています。一生懸命に豚汁を作りました。たくさん食べて下さい。」などと話しました。
広場でのイベントが一段落したころ、美味しそうな豚汁の香りが会場をつつみ楽しみにしていた昼食の時間となりました。会場中央の3箇所の大釜などから栄養改善協議会の皆さんが料理した豚汁(豚肉のほか、油揚げ、ちくわ、白菜、大根、ニンジン、ゴボウ、里芋などの具沢山)が大釜いっぱい作られていました。
豚汁はのんびりコース、ふれあいコース、はつらつコースの参加者ごとに振舞われ、各自が持参したおわんやプラスチックの容器などにいっぱい入れてもらい、家族や友達などのグループに別れて座って温かい具沢山の豚汁に舌鼓を打ちながら、至福のひと時を過ごしました。
会場では、女子中学生ボランティアがトレーに載せた豚汁入りのおわんやプラスチック容器を忙しく持ち運ぶ姿があちらこちらで見られました。
大釜いっぱいに作られていた豚汁も次々にお代わりをする人が後をたたず、あっという間に無くなってしまいました。お代わりができず残念がる人の姿も見られました。
下ごしらえは前日の9時半から、午後3時頃にかけて公民館で行い、当日、早朝それぞれ里山センターへ運んで、現地で煮込み味付けをしていただいた栄養改善協議会の皆さんご苦労様でした。とても美味しく頂きました。
家族連れで参加した人に感想を聞くと、「初めて参加しました。山道も整備されていたので歩きやすかったです。身近なところに自然がいっぱいあることを知りました。操山が好きになりました。豚汁がとても美味しかったです。」と笑顔で答えてくれました。
また、毎回参加している男性からは「ここ数年続けて参加しています。身近なところに自然がいっぱいの操山がありとても気に入っています。回を重ねるごとに魅力が増してきます。豚汁も美味しく頂きました。」などと話しました。
昼食後、「ふるさとクイズ」がありました。クイズは「古墳」や「百間川」「倉安川」などについてのものでした。最後に勝ち残った児童3人に賞品が渡されました。
参加者全員で「森のくまさん」「ドレミのうた」「ふるさと」の3曲を合唱しました。最後に学区連合町内会 会長の小橋さんが閉会の挨拶をして、午後1時15分過ぎ里山センターを後にしました。
公民館に帰ったあと「アンケート」用紙に思いおもいに感想などを書き込み、楽しかったレクリレーションの思い出などを話しながら、子どもはお菓子、大人はボールペンやお役に立ちマスク、チューリップの球根などの参加賞を受け取り家路につきました。
今回の「富山ふれあいウォーキング」の参加者なら誰でも、感想文や絵、写真、川柳などを公民館に提出することが出来ます。募集期間は11月19日(月)から12月1日(土)で、12月3日(月)から12月27日(木)まで公民館に展示します。詳しいことは公民館にお問い合わせください。
(文・写真:長畑)
カテゴリー:ニューストピックス