ノスリ(岡山県準絶滅危惧種)の目撃

投稿日:2019年3月16日

母谷新田池の近くで撮影いたしましたトビより一回り小さい鷹でノスリです。撮影時期は、2月24日で、母谷新田池にカモ・ハジロ類を撮りに行っていたとき、上空をトビとは異なるように思えた鳥がいたので追っかけて行き、羽を休めたところを撮影しました。右下の画像は参考資料として、別の日に別の場所で撮影した鳶でにコラージュしていますが、残り3枚について、「日本自然保護協会の橋本さま」やSNSに投稿した際、お寄せいただきました回答からも、岡山県版レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定されています「ノスリ」であることが判明いたしました。判断基準は、「ノスリの特徴は腹面に腹巻のような模様が見られ左下画像にそのような特徴がある。」とのことです。
ノスリがいると判りましたので、里で見られる多くはトビかもしれませんが、今回のようにノスリが見られるかもしれませんので注意して観察されてはいかがでしょうか。

以下は、岡山県レッドデータブックから引用させていただいております。

生息情報

トビより一回り小さいタカで、頭部から背中は淡褐色から黒褐色、胸は白っぽく、雌雄はほぼ同色であるが、羽色や模様に個体差がある。本州以北の低山の林で繁殖する。冬には農耕地や牧草地、河原などでも見かけられる。停空飛翔し主にネズミ類を探し出し捕食するが、カエルやヘビ、昆虫、小鳥類なども捕る。

分布状況

繁殖地は北ヨーロッパからシベリア南部及び日本までである。冬季は日本及び中国南部からインド等にかけて越冬する。四国・本州以北で繁殖するが、岡山県での繁殖数は少ない。個体数は越冬個体の方が多い。

存続を脅かす要因

森林伐採、林相変化、土地造成、ゴルフ場開発(生息地の減少)、農薬散布。

カテゴリー:ふるさとの花や生き物 地域ニュース

SNS
検索
ページトップ