田植から7週間目

投稿日:2018年8月7日

田んぼに、赤とんぼ(アキアカネ?)の群れを確認しました。暑い暑いと言っても季節は変わっているようです。
田植から7週間経ちました。稲の背丈は約70㎝となっています。
稲作暦では、害虫予防と病害予防を行う時期です。
害虫の「ウンカ」は、稲の葉や茎から汁を吸って枯らしてしまう、田んぼの害虫の代表者です。繁殖力が旺盛で、田んぼの一部に穴を開けたように稲を枯らし、ひどいときには田んぼを全滅させてしまうおそろしい害虫です。ウンカは寒い日本では冬を越すことが出来ず居なくなりますが、アジア大陸で冬を越したウンカが、梅雨前線の気流に乗って飛んできます。ウンカは江戸時代の享保や天保の大飢饉を引き起こした原因の一つだと言われています。
病害の「いもち病」は、稲の病気の中で最も被害の大きいこわい病気です。いもち病菌という糸状菌の寄生によって起こります。いもち病菌が稲に付着し、そこに水滴があると発芽します。その後、菌糸が毒素を出しながら、稲の表皮細胞を破って侵入し、葉や穂を枯らします。今は、害虫・病害予防の薬剤があり散布します。
母谷でも、8月9日の早朝から、ヘリコプターによる薬剤の空中散布が行われます。

カテゴリー:おしらせ 地域ニュース 里山保全会

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