草茫々
投稿日:2018年4月20日
桜の花の時期も一部の八重桜の花を残すばかりとなり、さつきや牡丹、ハナミズキの美しい季節へと変わりつつあります。そうした中で、先日は、日中の気温が岡山では29℃となる日や朝夕若干肌寒く感ずるときもありますが、大変過ごしやすいと感じる日が続いております。
このような中で、我が家の周りにに目をむけてみますと畑や畦道などにスイバ・カラスノエンドウ・カヤ・スギナ等の雑草が数多く覆い茂り「草茫々」の状態で、草刈りに忙しい時期を迎えております。
この状態にやむなく、畔などの一部の場所の草刈りを先週の土曜日に行いましたが、雑草の成長速度は、早くそれ以降、もう草丈が10センチあまり伸びています。これからは、10月ごろまで、草刈り、くさかり、クサカリの日々が続きます。(大変だ!!!)
4月17日の山陽新聞「滴一滴」に雑草に関する記事と社会情勢を捉えた記事がありました。なるほど感心し、大変面白く読ませていただきましたのでご紹介させていただきます。
山陽新聞 さんでじ 4月17日「滴一滴」から引用
春の雨は、万物を潤わせる。週末の一雨で野山の草木がさらに生気を増したようだ。〈春雨や美しうなるものばかり〉(千代女)。風が光り、山は笑う。そんな心象風景がぴったりの季節になった▼大地がにぎやかになると、庭や公園では雑草たちとの格闘が始まる。だが抜いても抜いても、新手が顔を出す。地面の下は「シードバンク」(種子の銀行)になっていて、膨大な数の種子が発芽のチャンスを待っているからだという▼雑草の多くは光で芽を出す。だから草取りで土がひっくり返ると、かえって雑草を増やす結果にもなるのだそうだ(「たたかう植物」稲垣栄洋著)▼シードバンクが政官界にもあるとは思えないが、次々と芽を出す疑惑や不祥事は一体いつ止まるのか。イラク日報の隠蔽(いんぺい)、森友・加計問題、それに続く公文書改ざんや「首相案件」文書。さらに、財務事務次官の女性記者へのセクハラ疑惑まで飛び出した▼本人はやりとりを否定している。ただ財務省は引き続き調査するとし、記者にも協力を呼び掛けた。不利益は生じないようにするそうだが、問題官庁を信じろというのも虫が良すぎる▼どれも真相解明は大切だ。でもここまで来ると、政治・外交の停滞も心配になる。春雨が春の嵐になって、たまったうみを一掃してくれないか。そろそろ多くの人が思っていよう。
(2018年04月17日 08時00分 更新)
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