後世への記録(記録シリーズ・戦後篇)



私たちの「ふるさと米倉」の歩みを少しでも知る手がかりとなり
心の拠り所ともなれば幸いと思います。

生い立ち




学び舎

御津郡芳田小学校 御津郡今村小学校
現在 現在
昭和27年、岡山市立芳田小学校新築


先人の風景



お米の配給




食卓




鉄道


農作業



共同作業




宇野線



国道岡山児島線



村・村



戦没者英霊

芳田村英霊の碑・111柱 今村忠魂碑・96柱

大東亜戦争リンク
 http://www.youtube.com/watch?v=Z1QTiKB1qzE&feature=fvw

終戦の認勅(玉音放送)リンク
 http://chuominami.web.fc2.com/extra/syusen_gyokuon.html

戦争を語り継ごうリンク
 http://www.rose.sannet.ne.jp/nishiha/senso/

 明治維新以来、大東亜戦争に至るまで幾度かの戦役事変に際して祖国の隆昌を確信して散華された地域の戦没者111柱の護国の英霊を心から敬仰し、その事歴を留め後世に伝えます。
 戦いの結果が勝敗にわかれ、国家民族の栄辱が異なる立場におかれたにせよ、国命に従い国難に殉じ尊い身命を捧げた英霊に対して今を生きる者として報いることは真理であります。 

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 忠魂録・第二章へ

 忠魂録・第三章へ

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遺族の家宝・別れの盃


遺族に残る勲八等白色桐葉章


遺品・武運長久寄書


転ぶことなき達磨さん
勝って帰れと睨むなり


氏 名 年齢 戦歿地 戦歿年月日 出身 - 氏 名 年齢 戦歿地 戦歿年月日 出身
穐田喜三郎 23歳 奉天 M38年3月5日 当新田 穐田高志 34歳 パラオ島 S20年8月6日 当新田
穐田敏男 26歳 比島カシブ S19年11月12日 当新田 秋山徳男 32歳 戦病死 S20年9月20日
浅野太郎 32歳 比島 S19年11月12日 泉田 井上作治 36歳 南洋諸島 S18年4月13日
浅野龍司 25歳 フィリピン S20年1月20日 井上利廣 25歳 ビルマ S19年7月11日 米倉
井上 昇 34歳 東支那海 S19年11月14日 魚見捨治郎 26歳 ルソン島 S17年5月19日
岩藤彦三郎 30歳 奉天 M38年9月25日 西市 遠藤惣次郎 29歳 遼陽 M37年9月8日 泉田
遠藤敏雄 34歳 満州・抑留 S21年1月1日 新保 尾崎 昇 22歳 満州 S20年8月20日 新保
尾崎浅雄 41歳 マリヤナ島 S19年7月18日 新保 尾銭忠一 28歳 ビルマ S20年8月15日 当新田
尾銭重忠 22歳 外蒙古 S21年1月3日 当新田 大倉 完 27歳 比島 S20年2月23日 当新田
大倉光晴 22歳 満州 S8年9月27日 当新田 太田敏雄 38歳 湖南省 S20年3月4日
太田康司 22歳 フィリピン S20年6月9日 米倉 太田広蔵 28歳 戦病死 S20年11月20日
太田新七 22歳 フィリピン S20年7月20日 大村正明 30歳 黄海 S20年3月19日
岡崎喜芳 25歳 北支 S14年10月7日 泉田 岡崎 勇 20歳 中支 S18年12月29日 万倍
岡崎美苗 23歳 中支 S18年8月3日 万倍 岡崎 智 19歳 南洋諸島 S19年2月18日 万倍
岡田貞雄 38歳 ペリリュー島 S19年12月31日 米倉 岡原秀男 32歳 マリヤナ諸島 S19年7月18日
岡原 実 26歳 バリンタン海峡 S19年8月19日 景山常治 32歳 遼陽 M37年8月30日 新保
梶原猛彦 25歳 北支 S16年2月12日 新保 亀岡醇一 33歳 ボルネオ S20年8月20日
梶原卯太郎 36歳 満州 S20年11月8日 河原 茂 25歳 北支 S20年8月20日
神田 進 32歳 フィリピン S20年7月6日 北口量三 37歳 薩南諸島 S18年3月29日
岸 恒雄 41歳 満州 S20年6月14日 万倍 久保禮子 30歳 ハルピン S20年8月13日
黒崎 清 27歳 マリヤナ諸島 S19年7月18日 黒住政美 22歳 ショートランド島 S19年11月12日
黒住太郎 21歳 ハルハ河付近 S14年7月3日 西市 黒田友次郎 26歳 清国盛京省 M38年3月5日 富田
黒田治雄 26歳 マミヤン西方沖 S17年 月 日 富田 黒田千鶴雄 25歳 ビルマ S20年1月24日 富田
黒田末治 25歳 ニューギニヤ S19年5月10日 富田 黒田末房 25歳 マニラ S20年2月15日 富田
黒田笑夫 23歳 ビルマ S20年4月9日 富田 黒田一雄 31歳 ハルピン S21年4月5日 富田
黒田正義 24歳 牡丹江富綿 S23年9月11日 富田 五賀軍一 44歳 ビルマ S20年10月7日 泉田
小松原二郎 22歳 フィリピン S19年11月2日 近藤鉄夫 23歳 フィリピン S19年12月23日 泉田
小若鹿治 22歳 早飯屯 M37年10月3日 万倍 佐藤 武 25歳 ビルマ S20年5月15日
島田孝寿 32歳 広東省 S16年3月8日 瀬崎金松 南洋諸島 S19年8月5日 富田
白石千太郎 24歳 済州島沖 S19年9月13日 西市 曽我敏夫 22歳 中支 S18年12月2日
宗  豊 23歳 北支 S17年5月21日 新保 高原岩太 36歳 ルソン島 S20年6月1日 当新田
田辺正晴 25歳 沖縄 S20年6月23日 万倍 谷 憲吾 25歳 戦病死 S21年5月15日
武田弘雄 22歳 ブーゲンビル島 S19年12月4日 新保 竹原幸雄 22歳 河北省 S12年10月20日 泉田
竹内瓊太 26歳 ビルマ S18年8月24日 竹原篤郎 23歳 ブーゲンビル島 S18年7月22日 泉田
竹原雅司 21歳 満州 S20年11月13日 泉田 靄崎久米太 ビルマ S19年8月4日
坪井陞吉 22歳 ボルネオ S16年12月24日 露無兼雄 27歳 グァム島 S20年3月4日 当新田
道満寛男 31歳 戦病死 S13年11月3日 歳常 清 21歳 本州西南海 S19年11月12日 西市
歳常 毅 21歳 満州 S7年5月12日 西市 中野敬治 24歳 戦病死 S15年4月25日
中原勝一 23歳 ネグロス島 S20年5月8日 西村行前 26歳 清国柳匠屯 M38年3月5日 富田
西野 実 34歳 中部太平洋 S19年6月15日 西山市郎 22歳 奉天 M38年3月10日 泉田
平岡金造 25歳 清国盛京省 M38年9月12日 当新田 平松正典 30歳 ルソン島 S20年8月10日 西市
平田力一 27歳 石梯寺 S13年10月1日 当新田 藤沢鶴雄 33歳 ピスマーク・セトウ島 S18年12月17日
藤代玄一郎 24歳 湖北省 S15年11月27日 藤原国吉 26歳 ルソン島 S20年4月3日 新保
藤波文雄 22歳 ルソン島 S19年12月23日 泉田 伏見行雄 24歳 太沽 S12年9月10日 当新田
伏見 猛 23歳 広霊 S13年11月11日 当新田 伏見幹男 30歳 印度国 S19年6月12日 西市
伏見隣次郎 30歳 トリウ S19年4月4日 当新田 伏見貫一 26歳 比島 S20年6月4日 当新田
伏見千八 36歳 仏領インドシナ S20年11月29日 当新田 保崎初夫 24歳 中支 S15年8月25日 米倉
保崎英雄 22歳 江蘇省 S14年6月1日 万倍 保崎静男 21歳 戦病死 S19年11月12日 当新田
保崎一郎 27歳 ビルマ S20年8月8日 当新田 保津 勇 23歳 ビルマ S20年2月 日 新保
保崎行夫 25歳 戦病死 S20年6月27日 当新田 松下好幸 25歳 江蘇省 S12年10月27日
丸川泰輔 20歳 北鮮吉茂山 S21年10月21日 森谷峰雄 20歳 台湾 S19年11月12日 西市
三宅 馨 37歳 東支那海 S20年3月19日 安井朝章 25歳 マニラ S20年2月26日 米倉
安田安信 ハルピン S8年7月18日 富田 横山英達 40歳 廣島・原爆 S20年9月1日 泉田
山本敏二 28歳 ビルマ S20年4月19日 西市 米澤 保 32歳 湖南省 S20年7月31日
吉原新三 19歳 南方海上 S18年9月2日 渡辺二郎 20歳 マニラ S20年2月23日 米倉
和気丈太郎 36歳 フィリピン S20年7月13日 米倉 入江歌八 上海 S12年10月5日
岡   毅 江南戦線鎮江 S12年12月11日 岡崎義昌 間島陸軍飛行場 S8年10月28日
吉川 伝 中部太平洋 S19年6月15日 小藪敏夫 ブーゲンビル島 S19年4月17日
露無善治 M38年10月 日 根ヶ山安信 ソ連 S21年10月12日
服部悦三 清国 M28年 月 日 広田周雄 バコング S20年6月16日
藤沢鶴雄 ビスマルク諸島 S19年 月 日 伏見 実 ルソン島 S20年2月26日
松本豊治 ビルマ S19年1月10日



岡山市への編入

編入に際しての陳情書


陳情書
 芳田村は貴市の西南に位置北東南部は貴市に接する世帯数608、人口2864人、地域5306平方キロメートルの農村であります。
 且って貴市に於いて編入の議がありまして編入予定地として種々な協議を了承しましたが、其の実現を得ないで今日に至っております。
 然るに今回岡山市へ編入の議が村民の間に起こりその実現の速やかなる事を期するものがあります。
 慮ふに本村は隣接地としてその人情風俗生活状態又は経済とに於いても市民と同じくし、とりわけ経済上に於いては市と共に経済的消長の圏内にありて行政上亦歳計画の区域にあります。
 将来交通教育衛生土木等の方面に於いても貴市の施設運営の行政区域に統合なさざれば都市発展の意途に側はざるものであります。
 幸い上水及び田用水の施設は貴市の設備に直接福利増進の恩澤を受けております事は本村と不可分の関係地域であると存じます。
 今度貴市に於いて市周辺を合併の議が謀られつつあるとの事でありますから隣接村民の熱望であります市へ編入を御認めになります様、本村は村議会の評決を経て特別の御高配の許議を賜り度く連署を以て貴市に対して編入の陳情書を呈出いたします。
                                            昭和27年1月4日
                                           芳田村村長    逢沢正一
                                           芳田村村会議長 河合勇吾
 岡山市長    横山昊太 殿
 市議会議長  則武薫三郎 殿

昭和27年4月1日 岡山市編入10か村

村 名 世帯数 人 口
1 御津郡芳田村 582世帯 2,776人
2 御津郡今村 689世帯 3,264人
3 御津郡大野村 884世帯 4,167人
4 御津郡白石村 366世帯 1,895人
5 上道郡三幡村 600世帯 2,865人
6 上道郡沖田村 310世帯 1,542人
7 上道郡操陽村 292世帯 1,483人
8 上道郡富山村 402世帯 1,820人
9 御津郡牧石村 860世帯 4,141人
10 児島郡甲浦村 859世帯 3,753人

    注)昭和25年国勢調査より


芳明学区の誕生

小学校の歩み
 昭和35年に戸数793、人口3336人であった芳田地区は、岡山市郊外の新興住宅地として急速に発展するとともに、昭和36年4月に下中野木村地区が、今小学校から分離編入されました。
 昭和40年には、戸数1776、人口6615人に、児童数も347人から645人に増加し、さらに昭和45年には1160人となり大規模校となった。
 このため、将来の発展を考え校地を移転し全面建替えとなり、昭和39年に正式移転が決まりました。
 その後も岡南地区の発展により、各地区とも急激に人口が増加し、芳田地区も児童数が飛躍的に増え、大規模校化が進みました。
 そこで、芳田小学校の分離が必要となり昭和57年4月1日芳明小学校が誕生しました。
 校名は、母体校である芳田小学校の「芳」と明日への希望を託す「明」の二字で「芳明」と名付けられました。
中学校の歩み
 昭和22年に学制改革が行われ、新制中学がスタートし芳田地区は御南中学校区となっていました。
 それが、小学校同様、急速な生徒増に伴い分離・新設が進められ、昭和59年4月1日、岡山市立芳田中学校が開校しました。
幼稚園の歩み
 芳田幼稚園は、昭和9年2月に、岡山県内71番目の幼稚園として設置されました。
 岡山市編入に伴い、昭和27年に岡山市立芳田幼稚園と改称しました。
 芳明幼稚園は、小学校・中学校の分離と同じように、昭和58年4月芳明幼稚園が誕生しました。
 ただし、新校舎が建設されたのは、昭和63年度のことでした。


足音(平成4年)