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ニューストピックス(2013年11月7日)
高齢者交通安全講習が開かれました
11月7日午後、富山公民館において「高齢者交通安全講習」が開かれました。
主催者は富山学区老人クラブ連合会(大江会長)、協賛は富山公民館及び富山学区交通安全対策協議会で、学区内の7つの老人クラブから各7名が参加しました。
指導は岡山中央警察署(小川交通官、交通課免許・企画小橋係長ほか1名)、協力は同署のシニアリーダー吉田(三勲さわやかパトロール隊)隊長ほか2名、岡山中央交通安全協会の交通指導員2名という陣容で、県警交通安全企画課高齢者交通安全対策室の藤社係長も終始熱心に視察していました。
小川交通官 |
小橋係長 |
中央署シニアリーダーの面々 一番奥は岡本交対協会長 |
今回の目玉は「自転車シミュレーターによる自転車安全運転の模擬体験」で、会場に持ち込まれたシミュレーターに参加者から選抜の3名が次々に跨り、正面や後方に映し出される街の情景のなかを、例えば「スーパーへ買い物に行く」との設定下、如何に自動車や歩行者との間で安全を保ちながら自転車を運転するかというシミュレーションを、シニアリーダーの解説と指導をうけながら体験しました。
運転者の正面の画像は、同時に場内の大型スクリーンにも映し出され、参加者一同は自分がハンドルを握っているかのような気持ちになって、「あっ!信号が赤だ」などと体験者と参加者が一体になってハラハラドキドキするその時に、突然横丁から歩行者が現われ、自転車がハンドル操作を誤って縁石に衝突すると、体験者は自転車にそのまま乗っているのに、スクリーン上では「ガシャ〜ン」という模擬音と共に運転者は自転車もろとも路上に横転する様子をリアルに描き出していました。
後でシミュレーション画像がスクリーン上にリプレイされ、ポイントごとに○×評価と寸評が出て、×印の横に「道交法違反、5万円の罰金」などと赤字で書いた画面が出ると、解説のシニアリーダーからは「あぁ、もったいない。5万円あれば大ごっつぉう(ご馳走)が食べられるのになぁ」との声がでていました。
3人の体験が終わったところで学区老連の大江会長から、「夜間は、どんな色の服が(運転者の)目につきやすいか」を、実際に場内を薄暗くし夜の状態を創出して展示・説明があり、合わせて、靴の踵に貼る反射材が如何によく目立つかなども参加者に体験させていました。
終わりに、富山学区交通安全対策協議会の岡本会長から大江会長に対し、「夜間の外出時には身につけて、自分を守ってください」と、LEDライトと夜光たすき各49本(出席者分)が贈呈され、大江会長の「あと7年、交通事故に遭わないよう元気に過ごし、この目で東京オリンピックを観て大いに感動を覚えましょう!」との閉会の挨拶をもってこの催しは無事お開きとなりました。
(文・写真:小野田)