< 第 25 回 >  岡山市 玉柏 大原地区の 風土記(2)     平成19年2月1日
 記  :  小山 明子

       

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 1.大 原 地 区

大原地区は周囲を旭川の本流と支流(地蔵川)に囲まれた約360,000平方メートルの地域で、大部分の面積を(300,000平方メートル=約30町歩弱)を農地(畑)が占めています。

昭和30年代頃までは個数70戸余りの農家主体の集落でしたが、40年代に入り土地の宅地化が進み世帯・人口ともに大幅に増加し居住者も多士済々・多様な個性を持つ集落となりました。


大原地区の航空写真



 2.大 原 橋

大 原 橋


旭川に架かる大原橋は400メートル余りの美しい9連のアーチ橋で玉柏地区の目印であり大原を象徴する橋でもあります。

以前は、牧石小学校に通う大原地区の子供たちは幅5.5メートルの橋をバスなどの車輛とともに通行し、中にはコンクリート製のアーチ型の欄干に上がって遊ぶなど、危険いっぱいの道路でしたが、昭和46年に歩道橋が増設され安心して通行できるようになりました。


















 3.旭川大原緑地広場
昭和59年に地蔵川の締め切り堤防と樋門の設置工事に合わせて、耕作地として利用されていた河川敷地が整備され、広いグラウンドとなりました。「旭川大原緑地広場」です。

広場は岡山市の管理ですが、町内の一斉清掃に合わせて住民全員が除草作業をするなど町内会が管理に協力しています。地蔵川沿いに植えられた桜も季節が来ると華やかに花を開いています。

10月の体育の日には町内の運動会が開かれ十数年続いておりましたが、次第に子供の数が減り、3年ほど中止されております。

町内会でグラウンドゴルフの用具を揃え、シニアクラブの有志が週2回、暑さ寒さに負けずボールを打つ音を響かせ、歓声を上げてきびきびと活躍しています。















大 原 緑 地
大 原 緑 地 の 桜




 4.大 原 花 壇

大原花壇
大 原 花 壇
大原花壇
大 原 花 壇



大原橋東詰め、大原町内入り口三叉路に花壇が整備されています。

大原花壇愛護グループで年3回の花の植え替え、時々の水やりや草取りを続けており、平成16年度には岡山市の愛の泉賞「まちづくり賞」の表彰を受けました。
























 5.「 いきいきサロン 」
「大原木曜いきいきサロン」が誕生して8年目を迎えています。

これは平成12年に岡山市社会福祉協議会により定められた実施要綱に賛同して始められました。

虚弱であったり一人暮らしで家庭に引きこもりがちな高齢者を対象に、健康増進と不安・孤独感の解消を図り、いきいきと暮らしていけるようにふれあいの場づくりを通じて地域社会全体で支え会える環境作りを目的とするものです。

月に1回、10名前後の高齢者と3名のボランティアでお互いが元気であることを確認しあっています。

1月 新年会 3月 雛まつり 4月 お花見 7月 七夕まつり 9月 町内の秋祭りに参加「森の美術展」に出品 11月 グラウンドゴルフと芋煮会 12月 お正月のお飾り作り

以上の月の内容はほぼ定着しております。

他の月には、書道・絵画・朗読・俳句・料理・生け花・健康ストレッチなどを取り入れ、毎月会の終わりは季節きせつの歌をハーモニカの伴奏で唄って閉会となります。

17年度は出席者の誕生会もかねて祝福しあいました。

マンネリ化を心配しながら、「顔を合わせて話し合うだけでも元気が出るので続けてほしい」ということばにお手伝いの3名も張り切っています。


【七夕まつりでの句】

飼い蛍航空便で都入り      哲志

初生りの茄子と胡瓜が絵手紙に  満子

父の日やバラを捧げる人のなく  英子

浮草やけさはあちらの岸に咲く  安子

孫背負ひ蛍の唄を口ずさむ    和枝

お仲間に入れてもらった一つ星  敏子

道すがら花を語りて友となる   淑子

はすの葉の露を集めてすみをする 智子

星まつり幼きころを思い出す   まさ代

子等が発ち二人で飾る笹まつり  つね子

時計草垣根重たくなりにけり   睦子

二歳児のことば巧みに鳳仙花   明子



花見会
花 見 会
藤見会
藤 見 会
七夕まつり
七 夕 祭 り
芋煮会
芋 煮 会



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