富山学区防災訓練
投稿日:2021年2月22日
令和3年2月21日(日)午前10時から富山コミュニティハウスを主会場に富山学区自主防災会主催の富山学区防災訓練が行われました。これはコロナ禍の現在でも災害の発生は起こり得るとの認識の下、マスク着用・検温・消毒等感染予防に十分留意して実施されました。
当訓練の主旨は
- 百間川氾濫や土砂くずれなど人命にかかわる災害により、避難所への立ち退き避難が予想されるにもかかわらず、当学区では避難所運営の経験に乏しい➡実地に訓練を実施することで、運営手順・必要となる備品・配慮点を明らかにする
- 避難所運営は地域による自主運営が基本で、避難所の開設・運営には多数の要員が必要となる➡単位町内会からの要員拠出に備えて、避難所運営でやるべき事の多さ、大変さを理解してもらう
です。
岡山市危機管理室・岡山市消防団富山分団・富山学区愛育委員会の協力を得て、密にならないように注意し、学区の21町内会から各町内会のリーダーとなるべき3名程の参加とスタッフを合わせ100名弱で行われました。
先ず、JA岡山富山支所の駐車場にて開会式が行われ、小橋自主防災会会長の開会あいさつの後、地元選出の浦上市議会議長や山下代議士の地元秘書及び岡山市中区の岡崎区長からの祝辞がありました。そして、太田副会長・垣内総務から、訓練の主旨・内容の説明があり、会場を富山コミュニティハウスに移し20名程の班単位で「避難所運営学習」「簡易ベッド組み立て訓練及び食糧配給訓練」「土のう作り・発電機操作訓練」の3カ所に分れ学習・訓練を行いました。
「避難所運営学習」では、岡山市危機管理室より避難所における新型コロナウィルス感染症対策などをビデオや講話での学習です。
基本的な考え方として
①避難所の過密防止
②避難所の衛生管理及び避難者の健康管理の徹底
③避難者自身の感染予防・感染拡大防止措置と協力
④体調不良の避難者への適切な対応
を学びました。
「簡易ベッド組み立て訓練」では、岡山市危機管理室による実地訓練が行われ、参加者は発泡ポリプロピレン樹脂で作られた簡易ベッドの組み立てを体験しました。
また「食糧配給訓練」では非常食の作り方などを岡山市危機管理室の説明と愛育委員による実演がありました。
「土のうづくり・発電機操作訓練」では岡山市消防団富山分団の団員による実地指導の下、土のうづくりと設置方法を学び、また発電機操作では参加者が実際に操作し運転方法を学びました。
昼前には全ての訓練を終え、参加者は経験した成果を胸に帰途につきました。
(文:横地、写真:末澤・横地)
カテゴリー:ニューストピックス