倉安川の生きもの調査
投稿日:2019年10月8日
10月6日(日)午前、「富山の自然を楽しむ会」(實村 貢代表)が富山公民館と共催で「倉安川の生きもの調査」を実施しました。
参加者は小学生以下14人、保護者9人、中学生ボランティア2人とスタッフ7人、公民館の田中さんの総勢33人でした。
初めに同会の實村さんから、川に入る時の注意事項の説明がありました。参加者は長靴を履いて、手には網とバケツを持って準備しました。そして、講師の枝光宏 先生(岡山淡水魚研究会)の先導の下、倉安川に入って行きました。
今回の調査場所は、倉安川で公民館北から西へ富山小学校正門東付近まで、水深約0~30cmの生きものを採取しました。
採取した生きものは公民館に持ち帰り、生きものの種類と生態について、枝光先生から説明がありました。採取したのは、魚類、貝類、エビ類、その他の生きものでした。なかでも倉安川では珍しいモズクガニが採取されました。
採取した生きものの種類は下記の通りでした。
(1)魚類は銀ブナ、ヨシノボリ、ヤリタナゴ、タイバラ、クロメダカ、カマツカ、カダヤシ、オイカワ
(2)貝類はイシガイ、トンガリササノハガイ、タニシ
(3)エビ類はスジエビ、ヌマエビ
(4)その他 モズクガニ、アメンボウ
枝光先生から参加者に、どじょうのひげの本数やメダカの産卵温度など生態の問題が出され、子どもたちからはいろんな回答が出ました。
採取した生きものは各自持ち帰り、飼えないものは富山中学で飼うことにして、調査が終わりになりました。
何十年か前の富山地区では、どこでも子どもたちが、川で魚を採っていたのを思い出しながら家路につきました。
(文・写真:山田)
カテゴリー:ニューストピックス