富山ESDにこにこカフェ「子ども食堂の話」
投稿日:2019年9月11日
第4回富山ESDにこにこカフェ「子ども食堂の実践からみえてきたもの~地域のつながりづくり~」が9月9日公民館にて36名が参加して開催されました。ESDにこにこカフェは富山公民館主催・とみやまエコクラブ共催で年3回様々なテーマで開催しているものです。今回の講師は東山つながりキッチン代表・原 明子さんでした。
原さんは10年ほど岡山市役所に勤務しESDを中心に活躍の後、約3年前に志を持って子ども食堂を立ち上げました。場所は、東山公園集会所(三勲学区、東山電停徒歩3分)で毎月第3金曜日16時~20時に開催しています。
原さんが実践する子ども食堂は一般の子ども食堂と違い、乳幼児から高齢者まで誰でも参加でき、子どもを中心として大人も一緒にご飯をつくり・食べ・遊ぶ「つながり」を持つ場として定着しています。名称も「東山つながりキッチン」です。参加費は乳幼児無料、子ども100円、大人300円。毎回、子ども40人大人20人ほど参加しています。志に共感した東区九蟠の農家や近隣の野菜小売店から米や野菜の無償提供もあり運営資金も問題なく、何より地域内につながりが広がっています。
つながりキッチン参加者の声として、「ここに来たら人と話せるし、違う場所でもここで知り合った人と出会えてつながりが増えて居心地がいい」「特定の子どもだけでなく誰でも行けるのがいい」など。また、「こうじゃなければ・・という縛りがなくて、人もごはんも遊びも自由でごちゃごちゃなのがいい」との声がほとんどでした。
原さんが目指しているのは、“子どもを中心とした温かいつながりづくり、困ったときにいろいろな世代が支え合える、そんな地域だといいな・・”
宇野学区でも同様の「つながりキッチン」開始の準備が進んでいるとのことです。このカフェに参加して筆者は、富山学区においても関連する団体が検討してみる等により「つながりキッチン」の開設も可能では・・との感想を持ちました。
(文・写真:行枝)
カテゴリー:ニューストピックス