第84回オレンジカフェ『青春』が開催
投稿日:2025年1月29日
寒さ真っ只中の1月27日(月)午前10時、富山公民館で、第84回オレンジカフェ『青春』が開催されました。
福森和子会長の挨拶に続き、池田俊夫副会長のハーモニカ伴奏で、参加者29名が本催しのテーマソング「青い山脈」を元気に合唱しました。
第一部「人生100年時代を健康に過ごすために」
岡山医療政策推進課地域ケア総合推進センターの小西一恵さんによる「これから必要となる在宅医療と人生会議のすすめ」と題された講演でした。
まず、岡山市では、65歳以上の人の約7割が医療機関や老人施設等で亡くなっているものの、自宅で最期を迎えることを希望する人も多く、自宅での死亡割合も徐々に増えているとのことです。そこで重要性を増してくる在宅医療のための種々のサポート制度や専門職が紹介されましたが、中でも「かかりつけ医」や「かかりつけ薬局」を持つことの重要性が力説され、さらに介護保険制度の詳細な解説がなされました。
講演の最後に取り上げられたのは「人生会議」でした。これはACP(アドヴァンス・ケア・プランニング)とも略称されるもので、人生の最終段階で、どのように過ごし、どのような医療やケアを受けたいかを、前もって家族や医療・介護の専門職と話し合い、想いを共有しようというもので、最期まで自分らしく生きるためのたいへん重要な視点が、動画も駆使して提供されました。 この人生会議を含め、在宅医療・介護の意義が説得力をもって語られた、たいへん感慨深い講演でした。
第二部~みんなが主役 笑顔の“わ”を広げましょう~
グループ分けされた参加者が、認知症啓発のために作られた「サポくまのかるた」を使って、手元の上の句からボードに貼られた下の句を探したり、早取りを競って楽しみました。
次回の第85回は、令和7年2月24日(月)10時から富山公民館で開催されます。
(文・写真:矢尾)