地域教育懇談会が開催されました。
投稿日:2024年10月21日
少し秋めいてきた10月20日(日)午前10時から、富山小学校体育館に於いて富山地区青少年育成協議会主催の「地域教育懇談会」が約70名の参加を得て開催されました。
「地域教育懇談会」は従来「町別懇談会」として各町内単位で開催していましたが、岡山市の要綱に倣い名称変更して開催するものです。
本年は、最近話題になっている「ネットやスマホとの正しい付き合い方」を学ぶべく、講師をお招きしての講演会を行いました。
まず、平松富山地区青少年育成協議会長のあいさつがあり、松本富山中学校教諭の司会で講演がはじまりました。
演題は「デジタル社会の人権問題、インターネットやスマートフォンとの付き合い方」で講師は岡山県人権教育推進委員会委員の桐野志摩美さんです。
最初に、小学生の子どもにスマホを持たせている家庭は多いが、名義(使用者)は子ども名義にするように注意がありました。年齢により機能制限やフィルターを利用できるので、保護者名義にされている方はご注意をとのことです。
最近起きた回転ずしチェーン店での迷惑動画の拡散問題を例に講演が始まりました。軽い気持ちで動画投稿したのでしょうが、瞬く間に拡散し「犯人捜し」が始まり、そして特定されて「器物損壊罪」に問われ、民事では6,700万円の損害賠償を請求され、家族にも迷惑が及ぶ事態になっているそうです。
また、SNSでは相手の表情や声のトーンは伝わらず、文字列だけが伝わる仕組みなので、相手の受取方次第でニュアンスが変わるものです。入ってくる情報を鵜呑みにすることなく、子どもの頃から考える習慣をつける必要があるとのことでした。
あっという間に予定時間が過ぎ、小グループに分かれ本日の講義内容についての意見交換がおこなわれました。
最後に吉田富山中学校長の閉会の挨拶があり、参加者たちは小学校を後にしました。
(文・写真:横地)