認知症多世代サポーター養成講座が開催されました。
投稿日:2025年7月30日


7月28日(月)の10時から、富山公民館で認知症多世代サポーター養成講座が開催されました。認知症サポートリーダー富山会の主催、富山公民館の共催という企画です。
認知症サポートリーダーとは、認知症の人やその家族を支援し、地域の人たちに認知症への認識を深めてもらう活動をする人のことで、岡山市がその養成・認定をしています。認知症サポートリーダー富山会はこうした活動を目的としたボランティア団体です。
今回の講座は、小学3年生からお年寄りまでの広い世代に渡って、認知症の人を応援するサポーターを養成するためのもので、小学生から大人まで多世代を対象にした講座で、小学生45名、中学生6名、大人44名と、世代を超えた総勢95名の参加者が公民館の講座室に集いました。
認知症サポートリーダー富山会の池田俊夫副会長の司会の下、頼経秀智富山公民館館長の開会の挨拶と、認知症サポートリーダー富山会の福森和子会長による今回の講座の趣旨説明に続き、

第1部認知症の実態と正しい対応について
社会福祉法人翔洋会理事の藤原正晴さんによる講演がありました。

認知症の実態と、私たちにできる支援とを、脳の仕組み、物忘れ・意欲喪失・被害妄想等の具体的な症状とそれが本人に与える不安・口惜しさ・悲しみ、そして支援における周囲の思いやりと敬意の念の大切さを、説得力のある、しかし小学生たちにも理解しやすい言葉で解説してくれました。
第2部 認知症を理解するまでを描いたDVD上映と劇
認知症の祖母が家族を混乱させる姿に心を痛める少女が祖母を理解するまでのDVDアニメに、参加者の五人の小学生と認知症サポートリーダー富山会事務局長の福森壽(ひさし)さんが声の役で熱演して、周囲の理解の大切さと多世代にわたる活動の重要性を実感させてくれました。

この講座の受講により、参加者全員が無事認知症サポーターとなりましたので、サポートリーダー富山会事務局長の福森壽(ひさし)さんから、全員に「認知症サポーター証」と手作りマスコットキャラクターの「ロバ隊長」が贈呈されて、閉会となりました。
認知症サポートリーダー富山会の次回の講座は、第90回オレンジカフェ『青春』で、8月25日(月)の10時から、公民館にて開催されます。寸劇やクイズ、ゲームで認知症への理解と対応を深めます。
(文・写真:矢尾)