第80回オレンジカフェ『青春』が開催
投稿日:2024年9月25日
秋らしく爽やかな朝を迎えた9月23日(月)の午前10時から、富山公民館で認知症サポートリーダー富山会と岡山市立富山公民館の共催により、第80回オレンジカフェ「青春」が開催されました。
まずいつものとおり、テーマソングとなった「青い山脈」を、会場の57名全員で合唱しました。伴奏は、認知症サポートリーダー富山会の池田俊夫副会長のハーモニカです。
福森和子会長と頼経秀智富山公民館館長の挨拶に続き、
第1部 加齢を華麗に生き高齢期を《幸福期》にする!
人生100歳二毛作時代の幸せ探し
~社会貢献を視野に入れた生きがいづくりのお勧め~
と題したシニアライフアドバイザー平松幹夫さんの講演です。
世界でも飛び抜けて長寿の国の日本では、全国民12,300万人中、100歳以上が95,000人、岡山県だけでも1,842人いるとのことで、この長い寿命をいかに生きて行くかが今回の講演のテーマです。
平松さんは、人生のいわば一毛作目をホテルマンとして活躍され、今はその時学んだ人間関係に関する知恵を活かして、二毛作目の人生をシニアライフアドバイザーとして活躍しておられます。
心がけるべきこととして、①自身や周囲への感謝の心②生きることへの気概③自分自身へのいたわり、特に食事を楽しむこと④社会貢献の意欲⑤良好な人間関係の維持・発展とそのためのコミュニケーション能力の向上という以上の要点を上げられました。特に最後の「人間関係」は、ハーバード大学のメディカルスクールの研究者が4代にわたる追跡研究により、「生きがい」「お金」「地位・名誉」を抑えて、人を幸福にする最重要の要件と結論づけたものだそうです。この良好な人間関係を築くためには、挨拶を欠かさないこと、聴き上手になること、人を誉めること、そして日頃から地域につくして、後生を頼めるほどの信頼できる人を作っておくことの努力を怠ってはならず、周囲のために誠実に充実した人生を心がけるべきと強調されました。
90分の長丁場の中で、二毛作目の人生を良きものとするため要点を、たいへんわかりやすく語ってくださいました。
最後の、認知症も守りの姿勢ではなく攻めの生き方を忘れるなとの言葉が印象に残りました。
第2部 “つるちゃん”とご主人の“かめさん”による演芸
“つるちゃん”の「おてもやん」の踊りに続き、“”かめさんによる備中松山城を歌った「天空の城」の渋い歌声、最後にチャイナドレスに着替えた“つるちゃん”による参加者も巻き込んでの皿回しの芸と、歓声の絶えない楽しい時間を皆で過ごしました。
今回はこれで終了となりました。
次回の第81回は、
令和6年10月28日(月) 10:00~12:00、
富山公民館2階での開催です。
第一部、認知症のサインと早期発見のポイントについての講演。
第二部、ハーモニカミニコンサートの予定です。
(文:矢尾、写真:横地)