第13回富山ESDにこにこカフェ「プラスチック資源回収・分別の現状と課題」

投稿日:2024年8月6日

 第13回富山ESDにこにこカフェ「プラスチック資源回収・分別の現状と課題」(富山公民館主催、とみやまエコクラブ・富山学区婦人会共催)が8月4日、18人が参加して開催されました。

 今年3月よりプラスチック資源の回収が始まっています。ブラ資源を中間処理されている藤クリーン株式会社の堀瀬専務と山本課長から、プラ資源リサイクルの大切さ、分別と出すときに気を付けることなどの話を聴きました。

堀瀬専務(左)と山本課長
司会の公民館・花房主任

 南区藤田にある藤クリーン・プラスチック資源循環センターでは、市民から回収したプラ資源を選別・圧縮・梱包して次工程のプラ再生事業者に引き渡す仕事をしています。現在1日平均25トンを受け入れて処理しています。

 受け入れたプラ資源の選別は人手で行っており、リチウムイオン電池の破裂で火災が起こったり、注射針が手に刺さったり、油が多く付いていたため周りのプラ資源化物までだめになる等、様々な問題が発生しており、集まった内の約10%は資源化不適物です。

 グループに分かれて「困っていること、これから取り組むこと」など話し合いました。一部を紹介します。

  • 洗剤、シャンプーの容器はこびりついていなければよい
  • 油はできるだけ洗い落とす
  • ベットボトルのフタより小さいものは機械からはみ出るため可燃ごみに
  • 水まきホースなど長いものは50cm以下に切って出す
  • 正しい分別と正しい処理をしてステーションへ出すことを家族、知人にも伝え広める。

 プラスチックは軽くて安くて丈夫で長持ちする便利なもの。今後も世界中で利用が増えこのままでは海洋プラスチックごみもますます増えていきます。リサイクルをいかにするかは地球環境にとり大きな課題です。

(文、写真:行枝)

カテゴリー:ニューストピックス

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