第77回オレンジカフェ『青春』が開催

投稿日:2024年6月26日

 梅雨入りしたばかりの6月24日(月)午前10時から、富山公民館で第77回オレンジカフェ『青春』が開催されました。

  福森和子会長の開会の挨拶に続き、恒例の「青い山脈」を池田俊夫副会長のハーモニカ伴奏で、参加者30名全員が合唱しました。

福森和子会長
池田俊夫副会長

第一部は、「運動能力が低下する前に考えよう!」

 岡山市市民生活局生活安全課交通安全防犯室の秋山勇臣(あきやまとしみ)さんによる交通安全講話でした。講演は昭和45年頃のいわゆる第1次交通戦争から昭和63年頃の第2次交通戦争時を経て、小学校での安全指導や交通規制の対策、交通安全母の会や交通協助員などのボランティアの登場、そして法律の整備、取締まりの強化等が推進されたという経緯が説明されたのち、一般的な運転時の心構えとして「(大丈夫)だろう運転」ではなく「(危ない)かもしれない運転」の大事さが強調されました。

会場風景
講師の秋山勇臣さん

 また、ここでは、「ハインリッヒの法則」別名「1:29:300の法則」が紹介されました。これは、1件の重大な事故の前には29件の軽微な事故があり、さらにその前には事故にはならなかったもののヒヤリ・ハッとした経験が300件はあるもので、この300件の状況・原因を自分なりに分析し対策を立てることで重大な事故を防止できるというものです。さらに、高齢者のブレーキペタルとアクセルペタルの踏み間違えによる人身事故が盛んに話題になることにつき、踏み間違え事故の全件数中に占める高齢者の割合は実はさほどではないものの、死亡・重症事故に至った件数は格段に多いとのことで、これは高齢者にはとっさの適正な判断と行動が難しいからだそうです。やはり、ハインリッヒの法則が求める個々人なりの分析・対策が重要ということでしょう。

 ほかにも用水路への転落事故や自転車ヘルメットの着用の義務化が示すヘルメットの重要性等、交通安全について考えさせられる事項が盛りだくさんな講演でした。

 この後、記憶力と反射神経測定を試す脳トレクイズを経て、第一部の後半は生活安全課の交通指導員女性四人による寸劇でした。用水路転落の危険とヘルメット着用及び停止の標識を守ることの重要性を訴えるもので、「まって、って、びださない」というトマトの原則が四人の皆さんの熱演で深く印象づけられました。

 休憩をはさんで

交通指導員の寸劇

第二部は「地域に伝わる民話を聞こう」

 みんわクラブ「皆足(みなたる)」の5人の皆さんによる岡山県の民話の語りを楽しみました。 

 素朴な語り口での素朴な民話を味わった後、ヒーリング楽器のさざなみドラムの演奏が披露され、透明で残響音に富んだ涼やかな響きに梅雨の蒸し暑さを忘れる思いでした。

みんわクラブ「皆足」の皆さん
民話を聞く
さざなみドラムを演奏するもくべえさん

 今回はこれで終了となりました。

次回の第78回は、

令和6年7月29日(月) 10:00~12:00、

富山公民館2階での開催です。

「小学生と交流して楽しい時間を共有する」をメインテーマに、

第一部は認知症啓発創作劇、

第二部は「サポくまのかるた・ゲーム」を楽しむ予定です。

(文:矢尾、写真:矢尾・横地)

カテゴリー:ニューストピックス 地域団体活動

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