とみやま防災だより 第2号 ~ 地震発生!! そのときどうする? ~
投稿日:2022年12月15日
発行:富山学区自主防災会
全戸配布版(PDF形式)へのリンク
※令和4年12月全戸配布
<1>自分や家族の安全が最優先
◆頭を守りましょう!
●落下物や倒れる家具から身を守るため、頭を保護しながら大きな家具から離れ、丈夫な机の下などに隠れる
●料理や暖房などで火を使っている場合、その場で火を消せるときは火の始末をする
※火元から離れているときは無理に火を消しに行かない
●あわてて外に飛び出さない
◆屋外にいるときは?
●ブロック塀や電柱の倒壊などに注意し、そのそばから離れる
●屋根瓦などの落下に備えて、頭の上も注意する
●道路上に散乱している落下した屋根瓦や破損した窓ガラスなどに注意して、ケガをしないように歩く
<2>揺れが収まったら
◆外出中の家族の安否確認
●外出している家族の安否・所在を確認しましょう
●お互いの状況や今後の予定・連絡方法などを確認しましょう
◆余震に備えた応急措置
揺れが収まっても、本震なみまたはそれ以上の余震が発生することを想定しておきましょう
●屋外にすぐ逃げられる通路を確保しましょう
●落下物に備えて安全に過ごせる場所を確保しましょう
●落下物に備えて頭を保護するヘルメット・座布団などを、身近に置きしましょう
●破損したガラスを踏んでもケガしないように、運動靴などに履き替えしましょう
●家具の転倒や窓ガラスの破損を防ぐ応急措置をしましょう
◆ご近所の様子の確認
●余裕があれば、ご近所の方の様子を確認しましょう
●助けを求めている方がいないか、ケガをされた方はいないか確認しましょう
●できることがあれば、安全な範囲内でお手伝いしましょう
※危険を伴う救助は禁物です! 消防・警察にまかせましょう
<3>被害状況を確認して、避難が必要か判断しましょう
◆避難が必要な場合とは?
●家屋の倒壊の恐れがある場合
※昭和56年以前に建てられた家屋は耐震性に劣る場合があります【後述】
●停電や断水で、自宅での生活が困難な場合
●高齢者などで、自宅での生活に不安がある場合
●岡山市から避難情報が発令された場合
◆あわてて避難する必要はありません!
●避難所までの経路や避難所周辺が被害を受けていることも想定されます
●岡山市・富山学区・町内会からの情報や指示を待って、落ち着いて避難しましょう
●避難所での生活が何日におよぶかわかりません、持ち出し品などしっかり整えてから避難しましょう
★★服用している薬やお薬手帳も忘れずに!★★
●避難するときには、戸締りをして空き巣に備えましょう
●停電・断水から復旧したときの通電火災・水漏れ・ガス漏れを防ぐために、電気のブレーカーを落とし、水道・ガスの元栓を閉めて避難しましょう
◆津波にも注意しましょう
●南海トラフ巨大地震での津波の想定では、地震発生後約2時間50分で、津波の第一波が岡山市沿岸に到達します
●富山学区では、海吉南部で1m未満(ピンク)、山崎南部で50cm未満(黄色)の浸水の深さが想定されています
●津波に関する警報が発表されたら、安全に過ごせる高台や自宅の2階に避難しましょう
<4>電気・ガス・水道の停止、通信の混乱に備えましょう
◆日ごろから備えておきましょう
●巨大地震が発生したら、電気・ガス・水道の供給が止まったり、電話・スマホなど通信が混乱して、不便な生活を強いられるかもしれません
●防災マニュアルなどを参考にして、これらの事態への備えを日ごろから準備しておきましょう
◆防災マニュアル
●岡山県防災ガイドブック「ももたろうの防災」(令和3年7月改定)
●岡山市防災マニュアル【詳細版第6版】(令和3年7月作成)
●おかやま防災ポータル 災害への備え
<5>家屋の耐震性を確認しましょう
◆昭和56年5月に住宅の耐震基準が大きく変わっています
●昭和56年5月に住宅の耐震基準が大きく変わり、それより前の基準を「旧耐震」、後を「新耐震」と呼びます
●旧耐震で建てられた木造住宅の約9割は、大きな地震が来ると壊れてしまう可能性があると言われています
●阪神・淡路大震災では、旧耐震で建てられた木造住宅で大きな被害がありました
●1回の大地震には耐えても、続く大地震には耐えられないかもしれないことを想定しておきましょう
●家屋の倒壊は人命にかかわります、ご自宅の耐震性を確認しましょう
◆木造住宅の耐震診断・耐震改修には補助制度が用意されています
●古い基準で建てられた木造在来軸組構法等の住宅の「耐震診断」や「耐震改修」に要する経費の一部を岡山市が補助する制度があります
●相談窓口:岡山市建築指導課・建築安全推進係(086-803-1445)