第2回支えるみんなの活動講座が開催されました。

投稿日:2022年11月8日

 山々に紅葉が映える季節になった11月7日(日)午後1時30分から、富山公民館において主催:岡山市社会福祉協議会・富山公民館の「第2回支えるみんなの活動講座(愛称:ささみかつ)」が開催されました。高齢になっても住み慣れた地域で「自分らしく」暮らしていけるよう、身近な地域での支え合い活動について学ぶ講座です。近隣の学区からを含め約20名の参加者は熱心に聴講及び意見交換をしていました。

「第2回支えるみんなの活動講座」会場

 前回(10月3日)のふりかえり

  1. 住み慣れた地域でいきいきと暮らし続けるには、「居場所」「活躍の場」が必要
  2. 「健康寿命」を延ばして支える側を増やそう
  3. 「社会参加」=介護予防
  4. 制度やサービスだけでなく、身近な地域での「支え合い」が必要で「日頃の交流」が地域の支え合いにつながる

 講座は岡山市社会福祉協議会の日岡 渚さんの司会で始まりました。

司会の日岡 渚さん
花房聡子主任

 先ず富山公民館の花房聡子主任から「公民館で活動してみませんか」と題した講演がありました。公民館は地域の人々が学び、集うことによって、平和で民主的な社会を築いていくために、1946(昭和21)年から順次全国の市町村に設置されたそうです。公民館活動の3本の柱として「地域課題解決の学びの場」「地域の文化創造の場」「ふれあいの場」があり、公民館職員のサポートの下、主催講座や各種クラブ講座の活動などを通じて人々のつながりに寄与しているとのことです。例として「富山の自然を楽しむ会」「HPビギナーズ」「とみやま助け合い隊」「あつまれ!レインボーアットホーム」などの紹介もありました。

 次に岡山市ふれいあ公社の小川延予さんと井本幸男さんから地域の現状や地域包括支援センターについての講演がありました。 富山小学校区の高齢化率は32%で岡山市全体の26.5%、中区の25.9%と比較しても高いが独居高齢者率や要介護認定率は市・区平均に比べかなり低く、高齢者の認知症率も市平均より低い。これは富山学区の高齢化が進んでいるが、活動的で閉じこもる高齢者は比較的少ないのが要因ではないでしょうか?とのことでした。

岡山市ふれいあ公社の小川延予さん
井本幸男さん

 また地域包括支援センターは市内に6か所の本センターと10カ所の分室があり、地域で暮らす高齢者を保健・医療・福祉・介護などさまざまな面から総合的に支える機関です。これは平成18年4月に設置された公的機関で、保健師・看護師・社会福祉士・主任ケアマネージャーなどの専門職が相談に応じているので、困りごとがあればいつでも相談ください。しかし住み慣れた地域で生き生きと暮らすには、介護保険サービスだけでは対応できず、地域の助け合いや支え合いが必要なのは言うまでもないとのことでした

小休憩の後

 富山地区社会福祉協議会及び富山学区小地域ケア会議の事務局長の難波徳行さんから「~地域との関わり・私の場合~」と題した講演がありました。

 サラリーマン生活を終え岡山に帰り、ある日ペットとの散歩中に老人(町内会長)に声を掛けられ、これまでの社会への恩返しの意味を込めて民生委員を務めることになったそうです。

 民生委員として様々な生活状況の人々とのふれあいを時には楽しみ、7期21年務められたそうです。

 その時に気付いた事を、立ち上げに協力した小地域ケア会議で地域の諸課題として議論し、「いきいきサロン増設」「富山よろこびごとお裾分け基金」「とみやま助け合い隊」「富山未来塾」「ピックアップウォーク富山」「SDGs作戦」などを実現することができました。 

 ポイントは地域に関心を持ち出来る事をするにあるとのことでした。

難波徳行さん
カードゲーム

 最後に、参加者全員で助け合いカードゲームを行いました。自分が助けてもらいたい事と助けることができる事をやり取りするゲームです。会場のあちらこちらから助け合い成立の歓声が上がっていました。

 次回は12月5日(月)に開催されます。

(文・写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス

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