「防災講演会」が開催されました。

投稿日:2022年7月30日

 猛暑の続く7月29日(金)午前10時から富山公民館において「防災講座~新ハザードマップ発行を受けて~」と題した講演会が開催されました。富山公民館の主催で、岡山市危機管理室及び岡山市都市整備局の講演、そして富山学区自主防災会から学区としての取り組みの紹介がありました。

講演会風景

 最初に防災士でもある富山公民館の中山職員から、本日の講演会の趣旨の説明と、澁谷富山公民館長からの開会挨拶があり、20名程の参加者は熱心に耳を傾けていました。

司会の中山富山公民館職員
澁谷富山公民館長
講師の岡山市危機管理室の近藤さん(前列左)

 先ず、「誰もが安心して暮らしていける富山学区の未来をつくるために」と題して、岡山市危機管理室の近藤さんからスライドなどでハザードマップの見方や想定される災害から身を守る行動・助け合いの必要性などの話を聴きました。

 特に昨年改訂された洪水・土砂災害ハザードマップでは富山学区は河川氾濫による洪水は100~150年に一回程度の大雨(平成30年7月の西日本豪雨並み)では浸水被害は想定されていませんが、土砂災害警戒区域は操山山麗を中心に点在しています。もしもの時に、それらの地区の人々に情報を伝え確実に避難ができるようすること、特に高齢者や障がいのある人の「個別避難計画」の作成が重要とのことでした。

講師の岡山市都市整備局の焔硝岩さん(前列左)

 次に岡山市都市整備局の焔硝岩さんから「がけ地近接危険住宅移転事業費補助金制度」の説明がありました。これは土砂災害特別警戒区域にある住宅の撤去費や、それに代わる住宅の建設・購入費を金融機関から借り入れた場合の利子に相当する額の補助制度だそうです。詳しくは岡山市都市整備局住宅・建築部住宅課までお問い合わせくださいとのことでした。

小休憩をはさみ、

 富山学区自主防災会の太田運営委員長から、月初に発行した「とみやま防災だより 第1号」についての紹介がありました。

 この号は特に土砂災害に備え~警戒レベル4で危険な場所から全員避難~を呼び掛けたものです。操山山系は風化すれば崩れやすい花崗岩からなっており、土砂崩れにより人命にかかわる被害が想定されます。岡山市が発令する「警戒レベル・避難情報」に注意し、土砂災害警戒区域にお住いの方は速やかに避難してください。避難場所である富山小学校・富山中学校・富山公民館には、市職員が派遣され避難所の運営にあたるとのことです。

 また富山学区では「富山公民館を避難生活にあたって見守りや簡単な支援が必要な方を優先する福祉的な避難所と位置付けています」とのことです。

太田富山学区自主防災会運営委員長

 質疑応答の後、参加者たちは富山学区に災害の起こらないことを念じながら家路につきました。

(文・写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス

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